「あ、通知来てるよ」同棲中の彼宛に届いた、義母からのメッセージ。だが、送られてきた内容を見て、思わず目を疑った
義母からのメッセージ
待ちに待った彼との同棲生活。
段ボールに囲まれた新居で、私たちは希望に満ち溢れていました。
これまで一人暮らしだった彼と、ようやく二人きりの時間が過ごせる。
その喜びで、荷ほどきの手も弾んでいました。
しかし、同棲を始めて数日が経ったある夜のこと。
「あ、通知来てるよ」
テーブルの上に置かれた彼のスマホの通知画面に、彼のお母さんからのメッセージが映し出されました。
『同棲が始まってから、お母さん寂しくて寂しくて……。ショックで蕁麻疹が止まらないの』
思わず目を疑いました。さらに続く言葉に、私の心はざわつきます。
『〇〇ちゃん(私)に申し訳ないと思って、連絡も我慢しているのよ。恥ずかしいから、このことは彼女には絶対に言わないでね』
お義母さんは67歳。
分別のある大人が、息子と同棲を始めただけで蕁麻疹が出るほどのショックを受けるなんて。私は戸惑いと、「もしかして私、歓迎されていないのかな」という不安でいっぱいになりました。
「ねえ、これ……お義母さん、大丈夫なの?」
おそるおそる尋ねると、彼は画面を見てふっと表情を和らげ、少し困ったように笑いました。
「ああ、ごめん。気にしなくていいよ」
「でも蕁麻疹なんて……。病院に行かなくて平気?」
「母さん、昔から環境の変化に弱くてさ。俺が家を出て、頭では喜んでくれてるんだけど、心が追いついてないんだろうな。我慢しすぎると、本当に体調に出ちゃうんだよ。お前に気を使わせないようにしてるんだろうけど…不器用だよね」
彼のその言葉で、私の張り詰めていた心が少し解けました。
最初は「私への当てつけ?」と身構えてしまいましたが、冷静に考えれば、お義母さんにとって彼は何十年も大切に育ててきた一人息子です。
離れて暮らすことへの喪失感は、私の想像をはるかに超えるものだったのでしょう。
『彼女には言わないで』という言葉も、陰湿な秘密作りではなく、純粋に「二人の新生活の邪魔をしたくない」というお義母
さんなりの配慮から出た本音だったのです。
彼が「気にしなくていい」と言ったのも、私を不安にさせないための彼なりの優しさでした。
お義母さんも、彼も、そして私も、お互いを思いやるあまりに少しすれ違ってしまっただけ。誰も悪くなんてなかったのです。
「『息子を奪ってしまった』なんて思われたままじゃ、お互い寂しいよね」
彼への提案
私は彼に提案しました。
「今度のお休み、お義母さんを新居にご招待しない? 一緒に手料理でも食べようよ」
彼は少し驚いた後、「ありがとう、母さん絶対喜ぶよ」と嬉しそうに頷いてくれました。
数日後、少し緊張した面持ちで遊びに来てくれたお義母さん。
「〇〇ちゃん、気を遣わせて本当にごめんなさいね。私ったら子離れできてなくて情けなくて……」と恥ずかしそうに笑うお義母さん。
一緒に食卓を囲み、彼の幼い頃の失敗談で笑い合ううちに、お義母さんの表情はみるみる明るくなっていきました。
帰り際、「これからもあの子をよろしくね。また遊びに来てもいいかしら?」と手を握ってくれたそのぬくもりに、嘘はありませんでした。
「二人だけの生活」だと思っていた新居には、今、新しく広がる家族のあたたかい繋がりが生まれています。
少し不器用で、愛情深いお義母さん。これからは「息子を奪った相手」ではなく、「新しくできた娘」として、少しずつ良い関係を築いていけたらと思っています。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














