「ちょっと、私が先よ!」スーパーのレジで割り込みする客。だが、一蹴した店員さんの対応に胸がスカッとした
「ちょっと、私が先よ!」突如現れた割り込み客
仕事帰りのスーパー。
夕飯の買い物客でごった返す店内は、どのレジにも長い列ができています。
私もカゴを手に、静かに自分の順番を待っていました。
私の前の人の番が近づいた、まさにその時。
「ちょっと、私が先よ!」
「あ、失礼」
横からスッと現れた女性。あろうことか、最前列の人の前に堂々と割り込んだのです。
「えっ?」
「ちゃんと並んでいるのに……」
突然の出来事に、後ろに並ぶ私たちは唖然。
列全体を包み込む、なんとも言えない気まずい空気。
「あの、並んでるんですけど……」
最前列の人が控えめに声をかけるものの、女性は聞こえないふりで完全に無視。前を向いたまま動こうとしません。
「急いでるんだから、これくらい良いじゃない」
そんな身勝手なつぶやきまで聞こえてきて、周囲のイライラは募るばかり。
それでもトラブルを恐れ、誰もそれ以上は強く言えずにいました。
「最後尾はこちらです」ピリつく空気を変えた一言
誰かどうにかしてくれないかな……。皆がそう思い始めた矢先。
ピッと商品をスキャンしていたレジの店員さんが、ピタッと手を止めました。
そして、割り込んだ女性を真っ直ぐに見据え、穏やかに、しかし凛とした声で告げたのです。
「お客様、申し訳ありません。最後尾の方はこちらです」
女性はハッとして、ムッとした表情で振り返ります。
「え? あ、いや、私はただ急いでて……」
「皆様、順番にお待ちいただいております。恐れ入りますが、列の最後尾にお並びいただけますでしょうか」
あくまで丁寧な言葉遣い。けれど、決して譲らない毅然とした態度。その迫力に押されたのか、女性はバツが悪そうに視線を泳がせました。
「……わかったわよ」
不満げに呟き、すごすごと列の一番後ろへ。
その瞬間、レジに並ぶ全員の心がフッと軽くなったのを感じました。
「ありがとう……」
私のすぐ後ろの人が、店員さんに向けて小さくポツリ。私も心の中で「店員さん、ナイス!」と大拍手。
周囲の人たちのホッとした表情。重苦しかった空気は嘘のように晴れやか。周りをよく見て毅然と対応してくれた店員さんのおかげで、本当にスカッとしたひとときでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














