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2026.05.26(Tue)

「本当に頼りになるな」英語堪能な同僚。だが、客と揉めた瞬間の姿に思わず絶句

「本当に頼りになるな」英語堪能な同僚。だが、客と揉めた瞬間の姿に思わず絶句

頼りにされていた英語堪能な同僚の、もう一つの顔

その日のフロアは、いつも通りの平日の混み具合。

海外からの団体のお客様も多く、英語が堪能な同僚の女性が中央のカウンターでてきぱきと対応していました。

「本当に頼りになるな」

誰の目から見ても、頼もしい光景だったのです。

彼女の評価は、決して悪いものではありません。

海外のお客様の案内は誰よりも上手く、現場の数字を支えている自負もあったと思います。

ただ、社内での彼女には少し近寄りにくい一面がありました。

声が大きく、主張が通らないと書類をパシッと音を立てて置く。

注意は届かず、別の話題で巧みに覆い隠してしまうのでした。

その「困った」部分が、外向きの仕事の中でついに顔を出した瞬間に、私は居合わせてしまったのです。

欧米から来られた一人のお客様が、突然強い表情で英語で抗議を始めました。

手元のスマートフォンを彼女に向け、首を横に振り続けている。

そしてはっきりと、こう発したのです。

「これは盗撮じゃないですか?」

カウンター越しに、空気が一瞬で冷たくなりました。

他部門まで巻き込んで膨らんでいく、終わりの見えない説明

普通であれば、ここで責任者が出てきて、防犯カメラを確認しましょう、と話が進む場面です。

けれど彼女は、自ら前に出続けたのです。

得意の英語で、お客様の主張の細部に切り込み、矛盾を一つずつ指摘していく。

その内容を周囲の私たちに振り返り、自分の解釈で要約して聞かせる。

途中、別フロアから歩いてきた中堅の管理職をつかまえ、「こちらの方が誤解されていて」と当事者として巻き込んだのです。

その管理職が首をかしげると、彼女は今度は他部門の責任者にまで電話を入れて応接コーナーへ呼び寄せました。

三つの部門の輪の中で、お客様は半ば置き去りにされています。

(あれ、これは何の確認になっているんだろう)

その輪の外で見ていた私は、背中に冷たいものが走るのを感じたのです。

盗撮の有無は、カメラ映像を見れば数分で分かる話。

なのに彼女は、確認に行きつくまでの時間を自分の声と人脈で埋め続けている。

終わりの見えない説明そのものが、彼女の「自分は被害者だ」の主張になっていたのです。

結局、防犯カメラの確認で騒動の幕は引かれました。

お客様は浮かない表情のまま帰り、他部門の人たちは無言で持ち場へ戻っていったのです。

翌朝、彼女はいつも通りの笑顔で出勤し、新しい海外のお客様に流暢な英語で挨拶をしていました。

何ごとも無かったような爽やかさ。一人の人間が、ここまで場を膨らませて、翌日には何も残さずに動ける。

その手際そのものが、長く胸に残ったのです。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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