「態度変わりすぎじゃない?」付き合ってから態度が豹変した職場の彼→上司に証拠を渡した翌日に低姿勢になった
給湯室で同僚から聞かされた、彼のもう一つの顔
「態度変わりすぎじゃない?」
同じ部署の先輩と付き合い始めた30代の私は、最初の数週間ですっかり違和感を抱えていました。
社内では穏やかで頼れるはずの彼が、ふたりだけのやり取りになると別人のように強引になるのです。
チャットの言葉から「お願い」が抜け、デスク横では低い声で命令を落とすようになっていました。
とどめは、給湯室でのささやかな会話でした。同じ課の女性社員が、コーヒーマシンの音にかぶせるように小声で言ったのです。
「実は別の同僚にも同じことを」
彼が前のプロジェクトで、同じように後輩に責任を押し付けていたという話でした。
一人だけが標的だったわけではない、自分は何人目かの被害者にすぎないと知った瞬間、胸の真ん中が一気に冷えていったのを覚えています。
表向き温厚な顔と、二人きりのときの圧の落差。裏表の激しさにゾッとして、その夜は眠るのに時間がかかりました。
朝の通勤電車で、私は静かに腹をくくりました。
感情で動かず、事実だけを並べる。それが、彼を冷静に切り離すいちばん確実なやり方だと思ったのです。
資料を揃えて上司に相談、翌日の低姿勢
その日からの数日、私は彼から押し付けられた指示や、書類の修正履歴を、一つずつフォルダにためていきました。
同僚から聞いた話も、誰がいつ何を見たのかが分かるように整理しました。
表は静かに、裏で証拠だけが積み上がっていく数日間です。
週明けの朝、直属の課長に面談を申し入れました。
会議室の長机に資料を並べ、淡々と経緯を伝えていきます。課長の眉間にしわが寄り、最後にひと言だけ落ちたのです。「これは、私のほうから話します」。重い決意のこもった声でした。
翌日、彼は別室に呼ばれました。戻ってきた昼休み、廊下ですれ違った彼は、私のほうを見るとすっと視線を落とし、小さな声で頭を下げてきたのです。
「悪かったよ、もうしないから」
あれほど強気だった口調が、まるで別人のように低くなっていました。低姿勢になった瞬間、逆にあの裏表の激しさを再確認させられて、胸の奥にうっすら寒気が残ります。私は短く答えました。
「仕事もプライベートも、これで終わりにします」
言い切ると、ずっと心臓を締め付けていた糸がぷつんと切れる音がしたのです。
恋人としての関係も、仕事上のもたれ合いも、そこできっぱり線を引けました。証拠を揃えるあいだ感じていた緊張も、急変した彼を見て覚えた寒気も、全部まとめて昼休みの陽射しに溶けていく感覚がありました。
退勤後、駅前のカフェで一人飲んだコーヒーが、いつもより甘かったのを覚えています。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














