「こんなしょーもない人だと思わなかった」高身長で稼ぎもいい彼が口論で吐き捨てた一言。我慢出来なかった私が取った行動
条件のいい彼を大切にしてきた数年、積み重なっていった違和感
40代の私がネットのコミュニティサイトで知り合ったのが、彼でした。
背が高く、知識も豊富で、お会計の手元に迷いがない人です。
出会って数か月は、文句のつけどころのない相手だと思っていました。
違和感が芽吹いたのは、半年を過ぎた頃でした。
通知欄を慌てて隠す仕草、休みの日に連絡が止まる時間帯、たまに口の端からこぼれる女性の名前。
問い詰めれば「ただの飲み仲間」と片付けられて、それ以上踏み込めない雰囲気でした。
会話の端々に、女性をひとくくりに見下す表現が混ざるようになったのもその頃です。
最初は冗談だと受け流していた一言が、私自身に向けられた言葉として響くようになっていきました。
それでも私は、彼の予定に自分を合わせ、疲れて帰った彼に食事を出し、愚痴を黙って聞きました。私なりに、大切にしてきたつもりだったのです。
けれど、喧嘩になるたび彼の語気は強くなっていきました。
意見を伝えようとすると遮られ、声を上げれば一段上の音量で覆い被せてくる。議論ではなく私を黙らせるために怒鳴っているのだと気づいたのは、ずいぶん経ってからでした。
別れ際に飛んできた一言、内心で返したけれど声にできなかった
その夜の口論も、振り返ればたいしたきっかけではありませんでした。
家事の分担について控えめに不満を口にしただけです。
彼は鼻で笑い、テレビから視線を外さずに告げました。
「頭悪いんじゃないの?」
「こんなしょーもない人だと思わなかった」
胸が冷えました。同時に、口の中で別の言葉が転がっていったのです。
(こっちのセリフだよ)
こんなに見下す人だとは思わなかった。
複数の女性と曖昧な関係を続けながら、こちらが何かを伝えれば罵倒で蓋をする人。背の高さも、稼ぎも、知識も、目の前の相手を大切にできない人にはただの装飾でしかないのだと、ようやく腑に落ちたのです。
けれど、その一言は声に出ませんでした。
出した瞬間、また数十分間の罵倒が降ってくることを身体が覚えていたからです。
私は黙って荷物をまとめ、玄関で靴を履き、何も言わずに部屋を出ました。エレベーターを待つあいだ、肩の力が一気に抜けていくのを感じました。
関係はそこで終わりました。新しい朝、ベランダから差してくる光は妙にやさしくて、長い時間どこかで息を止めていたことに、ようやく気づいたのです。
それでも、別れてから何か月経っても胸の真ん中に残るのは妙な後味でした。あの日声に出せなかった「こっちのセリフだよ」が、口の中をぐるぐると回り続けているのです。言葉を呑み込み続けた数年が、どこへ還っていくのかは今もわからないままでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














