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2026.05.27(Wed)

「この子、歩くの遅いわねぇ」1歳前の長男を別の孫と比較した義母。10年義実家から足を消した嫁の本音

「この子、歩くの遅いわねぇ」1歳前の長男を別の孫と比較した義母。10年義実家から足を消した嫁の本音

小さな一言が10年の距離を作った

長男が生まれてから、最初の1年はあっという間でした。

寝返り、ハイハイ、そしてつかまり立ち。

ひとつひとつのしぐさに、私は毎回小さな感動を覚えていたんです。

長男はわりと成長が早い方で、まだ歩き始めていない月齢から、ソファや低いテーブルの縁にしがみついて立ち上がろうとしていました。

我が子の頑張る姿を見ながら、ただ嬉しいと思っていました。

その頃、夫の実家に長男を連れて行ったときのこと。

義母は孫を抱きながら、夫のいとこの子の話を始めました。

あの子のときはこのくらいの月齢ですでに歩いていた、ほら、何ヶ月で何歩、と細かい数字まで添えて懐かしそうに語ったあと、私の方をちらりと見て言いました。

「この子、歩くの遅いわねぇ」

悪気のない比較の口ぶりでした。義母はにこにこ笑いながら、私の前で長男のことを「遅い側」として並べたんです。

心の中で、私は静かにつぶやきました。

「育てる側のことも考えてほしかった」

何も言い返さず、距離だけが広がった

義母に悪気がなかったのは、長年関わってきて分かっていました。

だからこそ、何も言い返せなかったんです。

その場で泣くわけにもいかず、長男をぎゅっと抱き直して、ただ笑顔だけ作って帰路につきました。

車に乗ってから、夫に「ちょっとあれは…」と漏らしましたが、それも一度きりでした。

夫が「うちの母さんは昔からそういう言い方なんだ」と申し訳なさそうに笑ったので、それ以上何も言えなかったんです。

義母を悪く言いたいわけじゃない。

ただ、リビングで言われたあの数秒だけが、ずっと頭から離れなくて。

次の帰省のとき、私は予定を入れて行きませんでした。

その次も、また次も。理由は毎回違いますが、本心はずっと同じでした。

気づけば10年以上、義実家の敷居をまたいでいません。

夫と子どもたちだけが時々顔を出し、私はいつも家で待っています。

義母を恨んでいるわけではないんです。

ただ、あの日のリビングで言われた一言が、今も胸の奥に残っているだけ。

長男はあの後しっかり歩き、走り、すっかり大きくなりました。

月齢で「遅い」と言われた赤ちゃんは、もうどこにもいません。

それでも、リビングのあの空気だけは、頭の中で何度でも再生されてしまうんです。

子どもの成長は、親自身のことよりずっと心にこたえます。育てる側の気持ちを、ほんの少しでいいから想像してくれていたら、そう思うたびに、静かなモヤモヤがこみ上げてくるのでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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