「仕事があるから、よろしくね」と子供を押し付けたママ友。後日、ママ友の図々しいお願いに絶句
「仕事があるから」が口癖のママ友
登校班が同じだったママ友の話です。彼女はフルタイムの正社員で、在宅勤務が増えてから、子どもの預け先を解約していました。
我が家もそのお宅も、小学生と未就園の子を抱える似たような家庭でした。
学校が長い休みだった頃、私が子どもを庭で遊ばせていると、彼女の子たちが加わってきます。
彼女はいつも、決まり文句のようにこう言い残しました。
「仕事があるから、よろしくね」
そう言って、子どもだけ置いて帰っていくのです。一度や二度なら気にしません。
でも、それが日課のようになっていきました。
「ねえ、まだ帰っちゃダメ?」
夕方になっても、子どもたちは帰ろうとしません。家に入りたくても入れない日が続き、我が家はだんだん外に出るのを控えるようになりました。
こちらの都合は、ゼロだった
そんなある日、彼女からメッセージが届きました。文面を読んで、私は言葉を失いました。
「リーダーに抜擢されてね。会議で出勤する日が増えるの。その日、子どもお願いできる?」
続けて送られてきたのは、預けたい日時がびっしり書き込まれた一覧でした。こちらが受けられるかどうかは、まったく聞かれていません。
自分の予定だけが、もう決定事項のように並んでいたのです。
(この人、私の生活をなんだと思っているんだろう)
胸の奥が冷たくなりました。けれど、ここで怒鳴り返しても意味がありません。
私は感情をのみ込んで、一往復だけで線を引くと決めました。
「ごめんね、その日程は全部はお受けできないの。お仕事の調整か、一時保育を検討してみて」
放った一言で、関係が変わった
返事は、すぐに来ました。
「えー、助け合いじゃない。ママ友なんだから」
食い下がってくる相手に、私はひとつだけ言葉を選んで返しました。
「助け合いって、双方向のときに使う言葉だよ。今までずっと、預かってきたのは私のほうだから」
そのあと、既読のまま返事はぱたりと止まりました。次のメッセージが届いたのは、ずいぶん経ってから。
やがて画面に出てきたのは「……わかった」の一言だけでした。あんなにびっしり日程を並べてきた人が、それきり何も書き足せなくなったようでした。
それを最後に、彼女が子どもを黙って置いていくことはなくなりました。
登校班で顔を合わせれば、挨拶を交わす程度の間柄です。冷たくなったわけではなく、ちょうどいい距離に落ち着いた、という感覚でした。
子どもと庭で遊んでも、もう玄関のドアを気にしなくていい。我が家に、静かな時間がやっと帰ってきたのです。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














