「ご飯は手作りにしなさい、本当に手抜きね」私の育児をいちいち否定し続けた義母に、夫が返した意外な一言
一言添えないと気が済まない人
義母に悪気はないのだと、ずっと自分に言い聞かせていました。
ただ、私のやることに必ず一言を足さないと気が済まない人だったのです。
息子を連れて義実家へ行った日、鞄からベビーフードを出したところを見られました。
「ご飯は手作りにしなさい、本当に手抜きね」
「今日は移動が長かったので、これで」
「うちの子には、一度も買ったものなんて食べさせなかったわ」
抱き上げれば「その持ち方じゃ危ないでしょう」。寝かしつけが遅ければ「そんな時間まで起こしてるの」
会うたび、必ずどこかを直されて帰ります。
結婚して数年、そういうものだと飲み込んできました。夫にこぼしたことも、一度や二度ではありません。
「母さん、昔からああだから。気にしないでいいよ」
慣れたから大丈夫、と私はそのたびに答えていました。本当は、少しも慣れてなどいません。言い返す言葉を、毎回そっくり飲み込んでいただけです。
泣き出した息子を見て、義母が言い放った
その日、義実家の居間で、息子が急にぐずり始めました。お茶を出してもらった直後の、ほんの数分のことです。
「ほら。あなたの育て方が悪いからよ」
え、と声にならない息が漏れました。義母はかまわず続けます。
「うちの家系は、もっとしっかり育ててきたの。母親がそんなだから、この子も落ち着かないのよ」
息子を抱いたまま、言葉が出ませんでした。眠いだけなのだと言い返すこともできず、ただ背中をさすり続けます。
その空気を破ったのは、麦茶を運んできた夫でした。コップを置く音が、いつもより硬く響きます。
「母さん、言いすぎだって。この子を毎日見てるのは、母さんじゃない。夜中に起きてるのも、俺じゃない」
義母の目が、大きく見開かれました。
「あら、私はこの子のために、心配して言ってるだけじゃないの」
「心配してるなら、ダメ出しじゃなくて、応援してくれないかな」
義母は反論しようと身を乗り出しかけて、そのまま動きを止めました。二度ほど口を開き、結局、何も出てきません。やがて視線を落とし、テーブルのふきんを意味もなく畳み直し始めました。台所から出てきた義父が、無言でお茶をつぎ足していきます。
「言ってもらえて、すっきりしました」
私がそう言うと、義母は小さく咳払いをしただけでした。
あれから、義実家の呼び出しは減りました。会えば義母は息子をかわいがりますが、私の育児に口を出すことはありません。先日など、抱っこを代わるのに、わざわざ私に確認してきたほどです。
「今、抱いても……いいのよね?」
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














