「水道代が2万円を超えているじゃないか」両親まで呼び出した同居した義父。だが、思わぬ事実に絶句
水道代を気にする義父
夫の実家で同居を始めてから、義父は私の水の使い方を気にするようになりました。
洗濯機を回していると、「また洗濯か」と言われ、息子をお風呂に入れていると、給湯器の音を確かめるように廊下を歩いてきます。
夫は転勤で単身赴任中。家にいるのは、義父と義母、私と二歳の息子の四人でした。
ある朝、郵便受けを確認した義父が、水道料金の明細を手に居間へ入ってきました。
「水道代が2万円を超えているじゃないか」
義父はそう言って、明細をテーブルに置きました。
「母さんから、二人で暮らしていた頃は月5,000円くらいだったと聞いている。いくら何でも使いすぎだろう」
「私にも明細を見せてもらえませんか」
そう頼みましたが、義父は紙をすぐに封筒へ戻しました。
「毎日の使い方を見ていれば分かる。子どもがいるからといって、好きなだけ使っていいわけじゃない」
息子は食事や外遊びのたびに服を汚します。洗濯の回数が増えたことは事実ですが、必要以上に水を使っているつもりはありませんでした。
それでも義父は納得せず、ついにはこう言い出しました。
「一度、ご両親にも来てもらおう。家でどんな教え方をしてきたのか、話を聞きたい」
両親の前に出された明細
次の週末、私の両親が義実家を訪れました。
電話では「同居中の生活費について話したい」とだけ伝えられていたらしく、二人とも詳しい事情は分かっていませんでした。
座敷に全員がそろうと、義父は例の明細を父の前に置きました。
「同居を始めてから、水道代が2万円を超えました。以前は月5,000円ほどだったんです」
母は驚いたように私を見ました。
「そんなに使っているの?」
「必要な洗濯や入浴しかしていないよ。私もまだ、その明細をきちんと見せてもらっていなくて」
すると父は明細を手に取り、上から順に確認し始めました。
しばらくして、父の指が請求期間の欄で止まりました。
「こちらは、2か月分の請求ですよね」
義父の表情が固まりました。
条件をそろえてみると
父は責める口調にはならず、明細を義父のほうへ向けました。
「2万円が2か月分なら、ひと月あたり約1万円です。以前はお二人で月5,000円ほどだったとのことですが、今は大人が三人と子どもが一人ですよね」
人数は、以前の二人から四人に増えています。
単純に一人あたりで考えれば、水道代はほとんど変わっていませんでした。
そこへ、義母が申し訳なさそうに口を挟みました。
「私が月5,000円くらいと言ったから、勘違いしたのね。今回の明細が2か月分だということまで、ちゃんと話していなかったわ」
義父はもう一度明細を見ました。
「……2か月分だったのか」
「だから、最初に明細を見せてほしいとお願いしました」
私が言うと、義父はしばらく黙り込みました。
そして両親に向き直り、気まずそうに頭を下げました。
「わざわざ来てもらったのに、こちらの勘違いだったようです。申し訳ありません」
帰り際、父は私に「数字だけで決めつけられたときは、期間や人数をそろえて確認するといい」と声をかけてくれました。
その日以来、義父が洗濯機の音や入浴時間に口を出すことはなくなりました。
次の明細が届いたときには、義父のほうから私に見せながら、「今回は2か月分だな」と確認していました。
あの一件で懲りたのか、それからは金額だけを見て、私の使い方を責めることもなくなりました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














