「座っててと言われたから座っていました」陰で気が利かない嫁”責めた義母。だが、我慢出来ずに私が伝えた事実とは
何度聞いても「座ってて」
結婚して三年。義両親とは一緒に旅行へ出かけたこともあり、関係は悪くないと思っていました。
義母も会うたびに、こう言ってくれていたからです。
「気を遣わなくていいのよ。本当の家族だと思ってね」
ある日、夫と義実家へ夕食を食べに行きました。
台所では義母が料理をしていたため、私は声をかけました。
「お義母さん、何か手伝いましょうか」
「大丈夫よ。座ってて」
「お皿だけでも運びますよ」
「いいの、いいの。もう準備できるから」
二度断られたため、それ以上台所に立っているのもかえって邪魔かもしれないと思い、私は居間へ戻りました。
念のため、夫にも小声で確認しました。
「本当に座っていて大丈夫かな」
「母さんがいいって言ってるんだから、大丈夫だよ」
その後は義母が運んできた料理を受け取り、食卓に並べるのを手伝いました。
食事中も会話は弾み、私は何の問題もなく帰宅したつもりでした。
夫から聞かされた義母の本音
ところが二週間ほどたった頃、夫が一人で実家へ行った日のことです。
帰宅した夫が、少し言いにくそうに口を開きました。
「この前の食事のとき、母さんと姉さんは、お前にもう少し動いてほしかったみたい」
「私、二回も手伝うって言ったよね」
「それは分かってるけど、母さんは『言われなくても動くものだ』って」
耳を疑いました。
座っていてと言われたから、その言葉に従っただけです。それなのに、あとから「気が利かない」と責められていたのです。
「私は、お義母さんの言葉をそのまま受け取っただけだよ。断っておいて、陰で反対のことを言われても分からない」
夫は黙っていました。
「これからも察することを求められるなら、私は義実家には行かない。あなた一人で行って」
「そこまで言わなくてもいいだろ」と夫は困った顔をしましたが、私も譲りませんでした。
「手伝うのが嫌なわけじゃない。何度聞いても断られたのに、あとから悪く言われるのが嫌なの」
そこまで説明すると、夫もようやく問題は手伝いの有無ではないと気づいたようでした。
「言葉にしてくれないと分かりません」
その日の夜、夫は義母に電話をかけました。
私も隣にいることを伝えたうえで、通話をスピーカーに切り替えます。
「母さん、この前、本当は手伝ってほしかったの?」
「当たり前でしょう。ご飯くらい運びなさいよ。嫁なんだから」
義母は当然のことのように答えました。
私は感情的にならないよう、ゆっくり伝えました。
「私は二度、手伝うと申し出ました。でも、お義母さんは二度とも座っていてと言いましたよね」
「それでも、普通は察するものでしょう」
「申し訳ありませんが、言葉と反対のことまでは察せません」
義母は「そんな大げさな話じゃない」と言いましたが、夫が続けました。
「母さんが断ったのに、あとから気が利かないと言うのはおかしいよ。手伝ってほしいなら、最初からそう頼んでくれ」
しばらく沈黙したあと、義母は小さな声で「分かった」と答えました。
それから私は、しばらく義実家へ行く回数を減らしました。
次に食事へ招かれた際、義母は以前のように「座っていて」とは言わず、「悪いけど、お皿を運んでもらえる?」と頼んできました。
私は「分かりました」と答え、食卓まで料理を運びました。
家族だからこそ、言わなくても分かるとは限りません。相手を試すような言い方をせず、してほしいことを言葉で伝えることが大切なのだと思います。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














