「3人で先に待ってたのに」他の客を先に案内されキレる客。だが、店員の説明に納得したワケ
混雑した店の入口で待っていると
友人と出かけた帰り、夕食を食べようとファミリーレストランに立ち寄りました。
ちょうど混み合う時間帯だったようで、入口近くの待合スペースには何組ものお客さんがいます。
受付用紙に名前と人数を書き、呼ばれるまで待つ仕組みでした。
私たちの少し前には、父親と母親、小学生くらいの女の子の3人家族が待っていました。
店内から店員が戻ってくるたび、受付用紙を確認しながら名前を呼んでいきます。
しばらくすると、私たちより後に来た1人の男性が店員に呼ばれました。
「1名様、こちらへどうぞ」
男性が案内されたのは、店内の端にある1人用の席でした。
すると、それまで黙っていた父親が立ち上がりました。
「ちょっと待って。うちは3人で先に待ってたんだけど」
店員が足を止めます。
「はい、お待たせして申し訳ございません」
「だったら、なんで後から来た人が先なんだよ」
少し大きな声だったため、周囲で待っていた人たちも会話に気づいたようでした。
母親が小さな声で「やめようよ」と言いましたが、父親は納得できない様子です。
3名様で座れる席がまだ空いていません
店員は父親のほうを向き、落ち着いた声で説明しました。
「先ほどのお客様は、1名様用のお席が空いたため先にご案内いたしました」
父親は眉をひそめました。
「でも、こっちのほうが先に受付してるだろ」
「はい。3名様でお座りいただけるテーブル席については、お客様が先です」
店員は受付用紙を確認しながら続けました。
「ただ、現在は3名様でご利用いただける席がまだ空いておりません。テーブル席が空き次第、順番にご案内いたします」
それを聞いて、父親は店内を見ました。
確かに先ほどの男性が座ったのは、小さな1人用の席です。3人家族が座れるような場所ではありません。
父親は少し黙ったあと、「そういうことか」とだけ言いました。
店員は「ご説明が足りず申し訳ございません」と頭を下げ、再び店内へ戻っていきました。
母親は父親に小声で何かを話し、女の子は近くの椅子に座って静かに待っていました。
それから数分後、テーブル席が空いたようです。
「3名様でお待ちの○○様」
名前を呼ばれると、父親は今度は何も言わずに立ち上がりました。
案内してくれた店員に、小さく「どうも」と言って店内へ入っていきます。
混雑している店では、受付した順番だけでなく、空いた席の人数によって案内の順番が前後することがあります。
事情を知らなければ「飛ばされた」と感じてしまうこともあるのでしょう。それでも、まずは店員の説明を聞くことが大切なのだと感じた出来事でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














