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2026.08.10(Mon)

「もう再婚は考えてないの?」5年ずっと隠していた彼の存在。私が最後まで言わずに帰った理由

「もう再婚は考えてないの?」5年ずっと隠していた彼の存在。私が最後まで言わずに帰った理由

親戚の家へ向かう前に

正月、久しぶりにいとこの実家へ顔を出すことになりました。

出かける準備をしていると、5年ほど付き合っている恋人から電話がかかってきました。

「今日、親戚の家に行くんだよね」

「うん。あそこに行くの、かなり久しぶり」

少し間を置いて、彼が聞きました。

「俺のこと、話したりする?」

「たぶん話さないかな」

私は離婚を経験しています。

その後に彼と出会い、気づけば長い付き合いになりました。

家族の一部には彼の存在を話していますが、親戚にはほとんど話していません。

隠したいわけではなく、必要がないうちは自分から広めたくないと思っていたからです。

「誰か紹介しようか」と始まった話

いとこの家では、伯母がお茶とお菓子を用意してくれていました。

近況や仕事の話をしているうちは、久しぶりの親戚の集まりらしい穏やかな時間でした。

ところが、話題が結婚のことに移ります。

「もう再婚は考えてないの?」

伯母に聞かれ、私は笑って答えました。

「今のところは特に考えてないですね」

すると伯母は、悪気のない様子で続けます。

「いい人はいないの?私の知り合いにも独身の人いるし、紹介しようか」

「大丈夫ですよ」

それでも話は終わりませんでした。

「一人でいるより誰かいたほうが安心でしょう。○○ちゃんも再婚したしね」

台所にいたいとこが「まあ、そのへんは本人の好きにしたらいいじゃない」と笑いながら話を変えてくれました。

私はそのとき、彼のことを言おうか少し迷いました。

「実は付き合っている人がいるんです」と言えば、この話はすぐ終わります。

けれど同時に、「何歳?」「仕事は?」「結婚するの?」「いつ紹介してくれるの?」と、次の質問が続く様子も簡単に想像できました。

伯母に悪意があるわけではありません。ただ、まだ自分たちの間でも決めていないことまで、親戚の話題にしたくありませんでした。

「まあ、縁があればそのうちですね」

私はそう答えて、お茶を飲みました。

言わなかったことを後悔しなかった

夕方、家を出ると、少し離れた場所に見慣れた車が停まっていました。

彼が迎えに来てくれていたのです。

助手席に乗ると、彼が聞きました。

「どうだった?」

「再婚しないのって聞かれた。それから、誰か紹介しようかって」

「俺のことは?」

「言わなかった」

彼は一瞬だけこちらを見て、それから笑いました。

「質問攻めにされそうだった?」

「うん。言ったら今度は、結婚するのかとか仕事は何してるのかとか、全部聞かれそうで」

「それなら別にいいよ。話したくなったときで」

その言葉を聞いて、少し肩の力が抜けました。

5年間付き合っているからといって、すべての親戚に伝えなければならないわけではありません。

大切な人だからこそ、誰に、いつ、どこまで話すのかは、自分たちで決めたい。

その日、私は恋人の存在を最後まで言いませんでしたが、それでよかったと思っています。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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