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2026.08.17(Mon)

「料金に入ってるんだから、好きに取っていいだろ」朝食会場で料理を残し続けた客。だが、スタッフが正論をぶつけた結果

「料金に入ってるんだから、好きに取っていいだろ」朝食会場で料理を残し続けた客。だが、スタッフが正論をぶつけた結果

気になる料理を、少しずつ食べたい男性

家族旅行でホテルに泊まった翌朝、私たちは朝食会場へ向かいました。

料理が並ぶカウンターには、パンや卵料理、煮物などが並んでいます。席もかなり埋まっていて、料理を取る人の列ができていました。

私の少し前に並んでいたのは、50代くらいの男性でした。

男性は大きめの皿を手にすると、パンを何個も取り、空いているところへ総菜を次々に載せていきます。

「いろいろ食べてみたいんだよ。せっかく料金に入ってるんだから」

一緒にいた女性へ、男性がそんなことを話しているのが聞こえました。

なるほど、たくさん食べたいというより、気になる料理を一通り試したいようです。

それなら本人の自由だろうと思い、私も自分の朝食を取りに行きました。

ところが、しばらくして男性の席を見ると、最初に取った料理の多くが残ったままでした。

パンは一口だけかじられ、総菜も少し箸をつけただけです。

それでも男性は再び立ち上がり、新しい皿を持って料理の列へ向かいました。

「次は洋食のほうも食べてみよう」

そう言いながら、また別の料理を何種類も取っています。

テーブルには、食べかけの皿が少しずつ増えていきました。

「料金をいただいているからこそ」

三度目に男性が料理を取りに来たときでした。

近くで料理の補充をしていた女性スタッフが、男性へ静かに声をかけました。

「恐れ入ります。次にお取りになる分は、お召し上がりになれる量でお願いできますでしょうか」

男性は少し不満そうな顔をしました。

「でも、料金に入ってるんだろ。好きに取っていいんじゃないの」

スタッフは言い返すような口調にはならず、落ち着いて答えました。

「はい。もちろん、お好きな料理を何度でもお取りいただけます」

そこで一度言葉を切ってから、続けました。

「ただ、皆さまに気持ちよくお召し上がりいただけるよう、少しずつお取りいただけると助かります」

男性は、自分のテーブルに残っている皿を振り返りました。

何も言わずに少し考えたあと、持っていた皿へ料理を一つだけ取りました。

「じゃあ、これ食べてからまた取りに来るよ」

スタッフは「ありがとうございます」と頭を下げました。

その後、男性が新しい料理を取りに来る回数は減り、取る量も明らかに少なくなっていました。

食べ放題は、好きな料理を好きなだけ楽しめる場所です。ただ、「好きなだけ取ること」と「食べきれないほど取ること」は同じではありません。

相手を責めるのではなく、「少しずつでも何度でも取れます」と伝えたスタッフの言葉が、今でも印象に残っています。

※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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