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2026.08.18(Tue)

「お一人さま1枚までです」クーポンの利用条件に納得出来ない常連客。だが、店長の一言で態度が一変

「お一人さま1枚までです」クーポンの利用条件に納得出来ない常連客。だが、店長の一言で態度が一変

クーポンの日は、開店直後から混み合う

5年ほど前、ドーナツ店で朝のシフトに入っていたときのことです。

新聞の折り込みに割引クーポンが入った日は、開店直後からいつもより多くのお客さんが来店しました。

そのクーポンには、「お一人さま1枚まで」と利用条件が書かれていました。

開店して間もなく、常連の女性がトレーいっぱいに商品をのせてレジへやってきました。

そして財布から3枚のクーポンを取り出し、カウンターに並べます。

「これ、3枚とも使ってください」

「申し訳ありません。こちらはお一人さま1枚までとなっております」

私がクーポンの利用条件を示すと、女性は少し不満そうな顔をしました。

「じゃあ、1枚だけ使えばいいのね」

女性はその場では1枚だけクーポンを使い、商品を購入して店を出ていきました。

数分後、もう一度列の最後尾にいた

その後もお客さんは途切れず、レジの前には列ができていました。

会計を続けていると、列の後ろに見覚えのある女性がいることに気づきました。

先ほどの常連客です。

女性は再び商品をトレーにのせ、順番を待っていました。

そして自分の番になると、先ほどとは別のクーポンを1枚差し出します。

「今度は使えるわよね」

「申し訳ありません。お一人さま1枚までですので、2枚目はご利用いただけません」

すると女性は首をかしげました。

「でも、並び直したのよ。会計は別でしょう?」

「会計の回数ではなく、お客様お一人につき1枚までとなっています」

そう説明しましたが、女性はなかなか納得してくれません。

「ちゃんともう一度並んだのに、それでもダメなの?」

やり取りが続くうちに、後ろの列も少しずつ長くなっていました。

店長が示した利用条件

そこへ、様子を見ていた店長がレジまで来ました。

店長は女性からクーポンを受け取ると、利用条件の部分を指します。

「こちらに『お一人さま1枚まで』と書かれています。並び直して会計を分けても、同じお客様が2枚目を使うことはできません」

女性はクーポンの文字をじっと見ました。

「会計ごとに1枚って意味じゃないの?」

「はい。『1会計につき1枚』ではなく、『お一人さま1枚まで』です」

店長は落ち着いた口調で説明しました。

女性は何か言いかけましたが、そのとき後ろを振り返りました。

レジの前には、会計を待つお客さんが何人も並んでいます。

それを見た女性は少し黙ったあと、差し出していたクーポンを引っ込めました。

「……分かりました。じゃあ今日はやめておきます」

女性は商品をこちらに預け、そのまま店を出ていきました。

店長は私に向かって、

「最初に説明した内容で合っているから、大丈夫だよ」

と言ってから厨房へ戻っていきました。

次に同じクーポンが配られた日、その女性はまた来店しました。

そのときレジに出したクーポンは、最初から1枚だけでした。

それ以来、その女性との会計でクーポンの利用条件をめぐってやり取りすることはありませんでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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