「どこから来たの?」半年間ベランダに落ち続けたお菓子の袋。だが、大家さんに相談して分かった原因
同じような袋が、何度もベランダに落ちてきた
最初に気づいたのは、春先の朝でした。ベランダの排水口のそばに、キャンディの空き袋が引っかかっていたのです。
風で飛んできたのだろうと思い、その日はそのまま捨てました。
ところが数日後には菓子パンの袋、その翌週にはスナック菓子の袋が、また同じあたりに落ちていました。
「また同じ袋が落ちてる」
夫に見せると、上の階のベランダを見上げながら言いました。
「真上から落ちてきてるのかな」
もちろん、見ただけでは断定できません。私は気になったときだけ袋の写真を撮り、日付も残すようにしました。
それでも状況は変わらず、気づけば半年ほど経っていました。
上の階には家族が住んでいました。廊下で会えば頭を下げてくれる人たちでしたが、外国の方でこちらの言葉はあまり通じないようでした。
直接話して、うまく伝わらなかったら余計に気まずくなる気がして、私は大家さんに相談することにしました。
大家さんと一緒に、上の階へ事情を伝えた
私はこれまで撮った写真と、直近に落ちてきた袋を大家さんに見せました。
「どこから来たのかまでは分からないんですが、半年くらい続いていて……」
大家さんは写真を確認すると、「一度、上の方にも聞いてみましょう」と言ってくれました。
後日、大家さんと一緒に上の階を訪ねました。玄関に出てきた女性に写真を見せ、大家さんが翻訳アプリも使いながら事情を説明します。
しばらくすると、女性は驚いた表情で何度も頭を下げました。
大家さんによると、家の中のゴミ箱がいっぱいになったとき、菓子の空き袋など軽いものを一時的にベランダの手すりの外側に置いていたそうです。
それが風で飛んで下へ落ちているとは思っていなかったとのことでした。
わざと捨てていたわけではないと分かり、私も少しほっとしました。
大家さんからは、「今後は外側に物を置かないようお願いしました」と説明がありました。
翌朝、いつもの場所には何もなかった
次の朝、私はいつものようにベランダへ出ました。
排水口のそばにも、物干しの下にも、袋はありませんでした。
その後も何週間か様子を見ましたが、新しく落ちてくることはありませんでした。
ある朝、上の階の女性と敷地内ですれ違いました。女性は私に気づくと、少し申し訳なさそうに笑って頭を下げました。私も同じように会釈を返しました。
相手に悪気がなくても、知らないところで誰かを困らせていることはあるのかもしれません。直接決めつけて責めるのではなく、大家さんに間に入ってもらってよかったと思った出来事です。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














