tend Editorial Team

2026.11.05(Thu)

「土地代かなり安いよね」新築の家を見てもいないのにけなすママ友。だが、実際に訪れたママが話し始めた結果

「土地代かなり安いよね」新築の家を見てもいないのにけなすママ友。だが、実際に訪れたママが話し始めた結果

何かと張り合ってくるママ友

幼稚園の同じクラスのママたちとは、子どものお迎えまでの時間にカフェでお茶をする仲でした。

普段は楽しくおしゃべりしていたのですが、その中に、何かと自分の家庭と比べたがるママ友がいました。

「うちの夫、大手だから休みもなかなか取れなくて」

「いいなあ、ご主人と一緒に夕飯食べられるんだ」

そんな話を聞くたび、どう返せばいいのか迷ってしまいます。

ちょうどその頃、わが家は新築の一戸建てを建てたばかりでした。

夫と何度も見学を重ね、日当たりの良さと庭の広さが気に入って決めた家です。

子どもが庭で遊べることも、楽しみにしていました。

ただ、あのママ友に家の話をすると、また何か言われるのではないかと少し気が重かったのです。

新居をけなされた私を救った一言

ある日の昼、いつものカフェで新居の話になりました。

家の場所を聞かれて答えると、例のママ友が反応しました。

「え、あの辺なんだ。建売なの?」

「ううん、建てたんだ」

「そうなんだ。あそこって土地代かなり安いよね」

さらに、こんなことまで言い始めたのです。

「うちも注文住宅を考えてるんだけど、できれば妥協したくないんだよね〜」

私は思わず言葉に詰まりました。

土地の値段だけで、私たちが選んだ家まで安く見られているような気がしたのです。

「まあ、いろいろ見て決めたから…」

そう返すのが精いっぱいでした。

周りのママたちも返事に困ったのか、一瞬会話が途切れました。

すると、普段はあまり自分から話さない、控えめなママが口を開きました。

「私、この前遊びに行ったんだけど、すごくいいお家だったよ」

「そうなの?」

ほかのママが聞き返すと、彼女はうなずきました。

「うん。日当たりもすごく良くて。お庭も広くて、とっても素敵だよ!」

「子どもたちも楽しそうに遊んでたし、いいなあって思った」

思いがけない言葉に、私は驚いて彼女の顔を見ました。

「ありがとう。そう言ってもらえるとうれしい」

すると、ほかのママたちも話に加わりました。

「お庭が広いの、いいね。子どもも喜ぶよね」

「私も今度遊びに行きたいな」

先ほどまでの気まずさがなくなり、自然と会話が弾み始めました。

一方、嫌味を言っていたママ友は「あ、そうなんだ……」と短く返したきり、家の話を続けることはありませんでした。

あの日を境に、そのママ友が私の前で家の話を持ち出すことはなくなりました。

次の休みの日、私は家をほめてくれたママを親子で招きました。

玄関で靴を脱ぐと、さっそく庭へ駆けていく子どもたち。その様子を見ながら、彼女と顔を見合わせて笑いました。

自分たちが気に入って選んだ家を、同じように素敵だと思ってくれる人がいる。それだけで、十分うれしかったのです。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.11.05(Thu)

「うちの子に何かしたわけじゃないですよね?」転んだ男の子を助けた私。母親の疑いを晴らした、子供のひと言
tend Editorial Team

NEW 2026.11.05(Thu)

「新しく開いたんだから、先に来た人からじゃないんですか?」レジに割り込んだ女性客。だが、店員が優先したのは
tend Editorial Team

NEW 2026.11.05(Thu)

「今回はみんなで順番にやるって決まってたよね?」英語塾を理由にスピーチ役を主張したママ友。だが、別の保護者の一言に沈黙
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.10.22(Thu)

「え、返してないの?」給料日を過ぎても2万円を返さない弟。だが、恋人を連れて実家に来た時に聞いた結果
tend Editorial Team

2026.05.25(Mon)

「リュウジのせいにするのはお門違い」「改善しますと返せば良かっただけ」とネットで厳しい声も。堀江貴文氏の高級和牛店での演...
tend Editorial Team

2026.07.22(Wed)

「湖」の中に1字だけ違う漢字が隠れている!じっくり探さないと絶対気づけない、あなたの観察力を試す脳トレ
tend Editorial Team