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2026.11.05(Thu)

「よろしくね。じゃ、行ってくる!」週に何度も息子を預けに来るママ友。だが、登校班の集まりで私が伝えた本音

「よろしくね。じゃ、行ってくる!」週に何度も息子を預けに来るママ友。だが、登校班の集まりで私が伝えた本音

週に何度も、朝から息子を預けに来るママ友

子どもが小学生だったころ、同じ登校班にママ友の息子さんがいました。

ママ友とは、会えば立ち話をする程度の間柄でした。

ある朝、登校の支度をしていると、玄関のチャイムが鳴りました。

ドアを開けると、息子さんを連れたママ友が立っています。

「ごめん、急に出かけなきゃいけなくなって。この子、お願いできる?」

私が返事をする前に、ママ友は息子さんを玄関に入れ、手を合わせて車へ走っていきました。

突然のことで戸惑いましたが、息子さんをそのまま帰すわけにもいかず、家に迎え入れました。

ところが、それは一度きりではありませんでした。

それから週に何度も、朝になるとママ友が息子さんを連れてくるようになったのです。

最初は申し訳なさそうにしていたものの、次第にあいさつも短くなっていきました。

「よろしくね。じゃ、行ってくる!」

そんな一言だけで帰ってしまう日もありました。

私には下の子もいます。着替えを手伝い、朝ごはんを食べさせながら、預かった息子さんの忘れ物まで確認して送り出すのは大変でした。

ある朝、思い切って聞いてみました。

「最近、朝に用事が多いみたいだけど、大丈夫?」

「うん、平気平気。うちの子もここが気に入ってるみたいでさ。お菓子もあるし、いつもきれいにしてるし。ほんと助かるよ」

「そうなんだ。でも、うちも朝は結構ばたばたしてて……」

「そうだよね。いつもありがとね!」

ママ友は笑いながら、車へ向かいました。

どうやら、私が負担に感じていることは伝わっていないようでした。

登校班の集まりで、思い切って伝えたこと

しばらくして、公民館の和室で登校班の保護者が集まる日がありました。

座卓を囲んで集合場所について話し合い、その話が一段落したころのことです。

私は隣に座っていたママ友に声をかけました。

「ちょっといい?朝のことなんだけど……」

「うん、どうしたの?」

「今まで息子さんを預かってたでしょう?うちも下の子の支度があるから、これからは朝に預かるのが難しいんだ」

すると、その会話が聞こえたのか、近くにいたママが驚いた顔をしました。

「えっ、朝預かってたの?」

「うん。週に何度か、登校するまでうちで預かってて」

「そうだったんだ。全然知らなかった」

別のママも話を聞いて、こちらを向きました。

「下の子もいるんでしょう?朝は大変だよね」

「そうなんだよね。急な用事があるときは仕方ないと思ってたんだけど、何度もとなると、ちょっと厳しくて……」

私がそう答えると、ママ友はうつむいてしまいました。

何か言おうとしたようでしたが、言葉は出てきません。耳まで赤くして、膝の上で手を握ったまま黙りこんでいます。

周りのママたちも、それ以上は何も言いませんでした。

私はママ友に向き直りました。

「だから、ごめんね。これからは朝に預かるのは難しいと思う」

ママ友は顔を上げないまま、小さくうなずきました。

少し気まずい空気にはなりましたが、ようやく自分の気持ちを伝えることができました。

次の朝から、玄関のチャイムは鳴らなくなりました。

ママ友の息子さんは登校班の集合場所に直接来て、ほかの子どもたちと一緒に登校しています。

私も、下の子の朝ごはんを落ち着いて見られるようになりました。

最初から無理をせず、もう少し早く伝えていればよかったのかもしれません。

今では、あのとききちんと話せてよかったと思っています。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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