「代わりなんていくらでもいるんだぞ!」やりたい放題の上司。見て見ぬふりをしていた部長の行動で状況が一変
終わらない地獄と、見て見ぬふりの会社
「おい、こんなゴミみたいな資料、誰が作れと言った!」
フロアに響き渡る怒声。また始まりました。直属の上司による、終わりの見えないパワハラです。
気に入らない社員への徹底した無視。少しでもミスをすれば、人格を否定するような暴言の数々。毎日のように誰かがターゲットにされ、職場の空気は常に張り詰めていました。
「す、すみません……すぐに直します」
震える声で謝る同僚を横目に、私はパソコンの画面を見つめながら息を潜めます。次は自分が標的になるかもしれない。そんな恐怖と隣り合わせの毎日。
一番理不尽だったのは、さらに上の立場である部長が、この惨状を完全に「見て見ぬふり」をしていたことです。
「まあ、彼も熱心だからね。上手くやってよ」
相談に行っても、返ってくるのはそんな適当な言葉だけ。会社は助けてくれない。その事実が、上司をさらに増長させていきました。
「代わりなんていくらでもいるんだぞ!」
誰も自分を咎めないことを良いことに、上司はまさに職場の独裁者として振る舞うようになっていたのです。
崩れ去る独裁政権と、惨めな末路
しかし、そんな地獄の日々にもついに終わりが訪れます。
度重なる退職者の多さに、ついに本社の人事部が動き出したのです。極秘で行われた全社員へのヒアリング。私たちはここぞとばかりに、これまでの暴言や無視の数々を詳細に報告しました。
事実確認の面談に呼ばれた上司は、最初は余裕の表情を浮かべていました。
「くだらないチクリばかりしやがって。どうせ部長が丸く収めてくれるさ」
給湯室でそう吐き捨てるのを、私は確かに聞いたのです。しかし、彼のその甘い期待は、あっけなく打ち砕かれることになります。
なんと、頼みの綱だった部長は、人事を前にして見事に手のひらを返したのです。
「私は何度も注意したんですがね……彼の暴走を止められず、申し訳ない」
自分に火の粉が降りかかるのを恐れた部長は、すべての責任をパワハラ上司に押し付け、あっさりとトカゲの尻尾切りをしたのでした。
信じていた後ろ盾を失い、味方はゼロ。誰からも守ってもらえなくなった上司は、あんなに威張り散らしていたのが嘘のように青ざめていたそうです。
結局、懲戒解雇という最悪の事態を避けるため、彼は逃げるように自主退職していきました。
最終日、誰一人として送別会を開こうともせず、ただ静かに荷物をまとめて去っていくその背中。それを見送る私たちの心の中は、これ以上ないほどの爽快感で満たされていました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














