「足音がうるさくて、困っています」下の階から突然の騒音クレーム!身に覚えのない騒音の「真犯人」とは
身に覚えのないクレームの手紙
仕事から疲れ果てて帰宅し、郵便ポストを開けた時のことです。
チラシの束に紛れて、見慣れない真っ白な封筒が一つ。差出人の欄には、下の階の住人の部屋番号が書かれていました。
なんだろう、と軽い気持ちで封を開けた私は、中身を読んで血の気が引くのを感じました。
「日中の足音がうるさくて、困っています。静かに歩いていただけないでしょうか」
便箋には、明らかな怒りを滲ませたクレームの言葉が並んでいたのです。
「えっ……足音って?」
私は手紙を握りしめたまま、玄関で呆然と立ち尽くしてしまいました。
我が家は夫と私の二人暮らしです。夫婦ともにフルタイムで働いているため、平日の日中は完全に家を空けています。
「誰もいないのに、どうして足音がするの……?」
背筋がゾワリと寒くなりました。まさか、知らない間に空き巣に入られている?それとも、見えない何かが部屋を歩き回っているというのでしょうか。
その夜、帰宅した夫にすぐさま手紙を見せました。
「俺たち、昼間は絶対に家にいないよな。どういうことなんだ?」
夫も眉間にしわを寄せて首を傾げています。まさにその時でした。
ドタバタドタバタ!ドンッ!
壁の向こう側から、元気よく走り回るような音が響いてきたのです。
騒音の真犯人と、思いがけない結末
「……これだわ!」
夫と顔を見合わせました。音の正体は、隣の部屋の子供の足音だったのです。
どうやら、隣の部屋の音が我が家の床を伝って真下の部屋に響き、「真上からの騒音」だと誤解されてしまったようです。
原因が分かって心底ホッとしましたが、ここで感情的になってはいけません。
「私が直接、下の階の人に言いに行くのは、角が立つかもしれないわね」
「そうだな。お隣さんとの関係も悪くなるかもしれないし、管理会社を通した方がいいだろう」
翌日、私は管理会社へ電話をかけました。
「下の階の方から手紙をいただいたのですが、我が家は日中不在にしています。おそらく、隣のお宅の音が響いているのではないかと思うのですが……」
怒らず、焦らず、あくまで冷静に状況を伝えました。管理会社の担当者は事情を汲み取ってくれ、すぐに下の階の住人へ説明してくれることになりました。
そして数日後、再びポストに白い封筒が入っていました。
恐る恐る開けてみると、そこには「こちらの確認不足でご迷惑をおかけし、大変申し訳ありませんでした」という、丁寧な謝罪の言葉が綴られていました。
「よかった。ちゃんと誤解が解けたみたい」
手紙を読んで、ふっと肩の力が抜け、安心感に包まれました。
集合住宅では、音の出処が思いがけない場所だったりするもの。理不尽なクレームに一瞬パニックになりましたが、冷静に対応したおかげで、ご近所トラブルにならず平和に解決することができました。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














