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2026.06.09(Tue)

「家賃が35万なのよ」セレブ自慢で優越感に浸るママ友。だが、ママ友が投稿した写真に感じた違和感とは

「家賃が35万なのよ」セレブ自慢で優越感に浸るママ友。だが、ママ友が投稿した写真に感じた違和感とは

20年来の友人が放ち続けた一言

大学時代から20年来の付き合いの友人がいる。会うたびに決まって嫌な気分になっていた。

「旦那は大手で年収高いの」

独身の私に向かって、笑顔でそう放つ。

旦那の会社名、年収の額、高層マンションのラウンジで開くパーティーの自慢。SNSにも絵に描いたようなキラキラ投稿が並ぶ。

毎回毎回、聞いてもいないのに金額の話が混ざる。

「ボーナス200万入ったの」「家賃が35万なのよ」と数字がやたら具体的だ。

マウントを取りたい気持ちがそのまま漏れていた。

断るほどの理由も見当たらず、昔からの縁でなんとなく付き合いを続けていた。

仕事も趣味も充実しているのに、なぜ一方的に「遅れている」感覚を与えられるのだろう。会うたびに少しずつ積み上がるモヤモヤは、もう否定できなかった。

箸袋一枚が全部崩した瞬間

ある日、彼女の「夫との記念日ディナー」投稿に違和感を覚えた。

写真の端に、地元のチェーン居酒屋の箸袋がうっすら映り込んでいた。

気になって共通の知人に聞いてみると、あっけない答えが返ってきた。旦那はごく普通の会社員で、年収も平均的。高層マンションの写真はレンタルルームを借りて撮影したものだという。20年来の自慢が全部、嘘で塗り固められていた。

(そういうことか。)

驚くより先に、20年来のモヤモヤがすっと消えていく感覚があった。あの必死な自慢の裏に、見栄を張らないといられない何かがあったのだと思うと、腹を立てる気にもなれなかった。

毎回出てくる細かい数字も、几帳面に作られた台本だったのだろう。

レンタルルームを借りる手間、撮影の準備、SNSに上げるまでの時間。それだけの労力をかけて見栄を維持していたと知ると、もう自慢を聞かされても何も湧いてこなくなった。

20年の縁が静かに終わった日

それからは、彼女の投稿を見ても何も感じなくなった。以前は会うたびに小さく傷ついていたのに、今はただ「大変なんだな」と思うだけ。

見栄を張り続けるのは疲れるだろうと、どこか人ごとのように眺めている。自然に連絡の頻度が落ちて、気づいたらほとんど会わなくなっていた。あの写真にうっすら映り込んだ小さな箸袋が、20年の縁をそっと、静かに終わらせてくれた。

後日、別の友人から聞いた話では、彼女は他の友人にも同じ自慢を続けていたらしい。ボーナス額も家賃も毎回違っていたという。話を聞いた瞬間、20年分の違和感が一気に納得に変わった。

キラキラ投稿が作り物だったとわかった今、彼女への感情はもう怒りでも嫉妬でもない。ただ、箸袋一枚が私を解放してくれた事実だけは、はっきり残っている。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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