「仕事があるから」と2次会に来なかった親友。だが、親友のSNSで見つけてしまった、最悪な事実
仕事を理由に2次会を抜けた友人
厄年が重なったこともあって、中学からの仲間と久しぶりに同窓会を開いた。
1次会は居酒屋で2時間、和気あいあいと盛り上がり、気づけば終了時間。
みんなの近況を聞きながら、懐かしい記憶がよみがえる夜だった。
2次会はカラオケへ、という流れになったとき、仲のよかった友人が声を落とした。
「仕事があるから」
「そっか、残念。また今度ゆっくり話そう」と言って見送った。
その月が繁忙期だと知っていたから、素直に納得した。
見送ったあと、残ったメンバーでカラオケへ向かった。
2次会は楽しかった。学生時代の話で盛り上がり、時間が経つのを忘れるくらいだった。
帰り道、ふとSNSを開くと、別の友人の投稿が流れてきた。そこには「仕事があるから」と帰ったはずの友人が、別の場所でグラスを片手に笑っている写真があった。
手が止まった。
どうやら同じ日に、別のクラスのグループも同窓会を開いていたらしい。
友人はそちらの2次会に合流していたようだった。写真の中の友人は、こちらの1次会のときと同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に楽しそうに見えた。
嘘じゃなくてもよかったのに
「仕事があるって嘘だったのね」
誰にも届かない声で呟いた。
腹が立つというよりも、なぜ嘘をついたのかが気になった。
「別の集まりと重なってて」と一言添えてくれれば、それで済む話だった。
嘘をつく必要はどこにもなかった。両方の2次会をはしごしたかったのかもしれない。あちらの方が話が合う相手だったのかもしれない。でも、それならそれで正直に言ってくれる方が、ずっとよかった。
翌朝、友人からメッセージが届いた。
「久しぶりに会えてよかった!また遊ぼうね」という内容で、前日の件には一切触れていなかった。
何事もなかったかのような祝辞の絵文字に、画面を眺める指が一瞬止まった。
私もあえて何も言わなかった。指摘したところで気まずくなるだけだし、友情を壊したいわけでもない。
それでも、あの写真を見た瞬間の、胸のざわつきはなかなか消えなかった。普段ならすぐ返す返信に、丸一日かかってしまった。
「嘘をつかれた」という事実だけが、静かに残った。言わなかったことへの後悔と、言えなかったことへのもどかしさが混ざり合って、しばらくの間、頭のどこかに引っかかり続けた。
友人のことは今も好きだ。ただ、あの夜からどこか一枚、薄い膜が張った気がしている。次に会う日が来ても、以前のように笑える自信は、まだ持てずにいる。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














