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2026.07.07(Tue)

「お互いに子を授かったのだから、祝いのやりとりはしない」と言い切る男→怒って100km先の家まで怒鳴り込んだワケ

「お互いに子を授かったのだから、祝いのやりとりはしない」と言い切る男→怒って100km先の家まで怒鳴り込んだワケ

出産祝いが、怒りの火種に

娘に初孫が生まれた三年前、同じ頃に、娘婿のお兄さんのお宅にも赤ちゃんが生まれました。

めでたい話が重なり、私は娘婿に出産祝いを贈るよう勧めたのです。

婿はすぐにお兄さんへお祝いを送りました。

ところが、これがひと悶着の始まりでした。

お兄さんは、自分の思い通りに運ばないと強い言葉を投げつける人だと、あとになって知りました。しかも、身内にはこう言い渡していたそうです。

「お互いに子を授かったのだから、祝いのやりとりはしない」

それがお兄さんの中での決定事項でした。そこへ婿から祝いが届き、面目をつぶされたと感じたのでしょう。

贈られて怒る人がいるとは思いませんでした。けれど、そういう人だったのです。

娘婿にしてみれば、義母の私に勧められて贈ったのに、実の兄からは責められる。

板挟みになった婿が、気の毒でなりませんでした。

100km先から、留守宅への訪問

怒ったお兄さんは、仕事の合間に車で我が家へ向かいました。

その距離、なんと100km。

文句を言うためだけに、片道二時間近くをかけてきたのです。

ところが、あいにくその日、私は娘と孫と三人で買い物に出ていました。家には誰もいません。

お兄さんは、遠路はるばる押しかけながら、誰にも会えずに引き返すほかありませんでした。

まさに空振りです。

あとでこの話を聞いたときは、ぞっとしました。

あの剣幕の人と玄関先で鉢合わせていたら、と思うと、留守にしていて本当に良かったと、後になってつくづく感じました。

けれど、娘夫婦は落ち着いていました。

後日、お兄さんから連絡が来ても、婿は毅然と応じたのです。

電話口のお兄さんは、はじめこそ強い調子でまくし立てていたそうです。勝手に祝いを贈るとは何事だ、と。

「祝いは気持ちです。要らないなら、そのままお返しくださって構いません」

そう言い切られ、お兄さんは黙り込みました。電話の向こうで、次の言葉を探しあぐねているのが伝わってきたといいます。

留守の家まで押しかけたことも、さすがに分が悪いと悟ったのでしょう。

「……そこまで言うなら、もういい」

それきり、お兄さんからの一方的な言葉は途絶えました。娘夫婦は、深入りせず、当たり障りのない距離を保つことに決めたのです。

理不尽な人と正面からぶつかっても、消耗するだけ。上手に線を引いた娘夫婦を見て、私はほっと胸をなでおろしました。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、60代以上・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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