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2026.08.18(Tue)

「5本ほしいんだけど、3本しかないの?」売り切れを伝えるたび不機嫌になった客。だが、翌週見せた変化に感じた本音

「5本ほしいんだけど、3本しかないの?」売り切れを伝えるたび不機嫌になった客。だが、翌週見せた変化に感じた本音

残っていたのは3本だけ

揚げ物のテイクアウト店で働いていたころの話です。昼の混雑が落ち着くと、ショーケースの商品は少しずつ減っていきます。

その日の午後、手羽先は残り3本になっていました。

そこへ、50代くらいの男性がやってきました。

「手羽先、5本ちょうだい」

「申し訳ありません。本日は残り3本なんです」

そう伝えると、男性はショーケースを見ながら眉をひそめました。

「あと2本くらい、今から揚げられないの?」

店の手羽先は、事前に下味をつけて仕込んだ分だけを販売しています。注文を受けてからすぐ追加できる商品ではありません。

事情を説明しましたが、男性は納得できない様子でした。

「せっかく来たのに、ないのかよ」

言い方は強かったものの、欲しかった数がそろわず残念なのだろうとは思いました。

ただ、こちらにも出せないものは出せません。

結局、男性は残っていた手羽先3本と唐揚げを注文しました。

会計でも止まってしまった

会計になると、男性はスマホを取り出しました。

私の店では、その決済方法を使う場合、お客様自身のスマホでレジ横の二次元コードを読み取り、金額を入力してもらう仕組みでした。

「こちらを読み取っていただけますか」

そう案内すると、男性はスマホをコードに向けました。しかし、しばらく待っても画面が変わりません。

「反応しないんだけど」

画面を見ると、決済アプリではなく通常のカメラを開いているようでした。

「決済アプリの中に読み取りのボタンがありますので、そちらからお願いできますか」

「分かりにくいな」

男性はいら立った口調で言いました。

私は画面を直接触らないようにしながら、ボタンの位置だけを説明しました。

男性が操作すると、今度はすぐに読み取り画面が開きます。

「ああ、これか」

その後は問題なく支払いが終わりました。

翌週、同じ男性が来た

男性は商品を受け取ると、その日は特に何も言わずに店を出ていきました。

売り切れの商品を出せなかったことも、決済方法を案内したことも、店としては普段どおりの対応です。

それでも、強い口調で言われると少し疲れが残りました。

ところが翌週、同じ男性がまた来店しました。

今度はショーケースを見てから、先にこう聞きました。

「手羽先、今日は何本ある?」

「今でしたら6本あります」

「じゃあ5本お願いします」

前回のような強い言い方ではありませんでした。

会計になると、男性は自分で決済アプリを開き、迷わず二次元コードを読み取りました。

支払いを終えると、紙袋を受け取りながら小さく「どうも」と言って帰っていきました。

謝罪されたわけではありません。

それでも、前回とは少し違う様子を見て、こちらの説明はきちんと伝わっていたのだと思いました。

※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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