「もう少し愛想よくしたほうがいいわよ」子どもたちを評価し続ける義母。だが、夫が初めて止めた瞬間
今年は夫婦だけで義実家へ
年始のある日、夫と二人で義実家へ挨拶に行きました。
以前は子どもたちも一緒に顔を出していましたが、すでに大きくなり、それぞれ予定もあります。最近は義実家へ行っても会話に困ることが多かったため、その年は無理に連れて行かないことにしていました。
車の中で夫も、
「今年は二人でいいだろ。子どもたちにも予定があるし」
と話していました。
義実家に着くと、義父母とこたつを囲み、お茶を飲みながら近況を話していました。
子どもたちへの評価が始まった
しばらくすると、義母が子どもたちの話を始めました。
「下の子、あの大学に決めたんでしょう?」
「はい。本人が行きたいところだったので」
私が答えると、義母は少し首をかしげました。
「もう少し頑張れば、ほかにもあったんじゃないの?」
下の子は一時期、難しい時期がありました。それでも少しずつ生活を立て直し、自分で進路を決めて進学しています。
義母には詳しい事情までは話していませんでしたが、本人なりに努力してきた姿を見ていた私には、その言葉が引っかかりました。
さらに義母は、上の子についても言います。
「上の子も、昔からあまりしゃべらないでしょう。親戚が集まっても静かだし、もう少し愛想よくしたほうがいいわよ」
私は何か言おうとしましたが、夫の母親ということもあり、つい言葉を飲み込みました。
夫も最初は黙って聞いていました。
玄関で夫が足を止めた
その後もしばらく話は続き、私たちは帰ることにしました。
玄関で靴を履いていると、義母がまた子どもたちの話を始めました。
「今度は二人とも連れてきなさいよ。親戚にもちゃんと挨拶できるようにならないと」
すると、それまで黙っていた夫が顔を上げました。
「母さん、もうその話はやめてくれ」
義母は少し驚いたように夫を見ました。
「何よ。別に悪いこと言ってないでしょう」
夫は声を荒らげることなく続けました。
「二人とも、それぞれ事情があるんだよ。母さんが知らないこともある。それなのに、大学がどうとか、愛想がどうとか、勝手に決めつけるのはやめてほしい」
義母はしばらく黙っていました。
そして、小さな声で、
「そんなつもりじゃなかったんだけどね」
と言いました。
夫はそれ以上責めず、
「分かってくれればいいよ」
とだけ返しました。
夫が言ってくれたことが嬉しかった
車に戻ってから、私は夫に、
「言ってくれてありがとう」
と伝えました。
夫は少し気まずそうに、
「俺も今まで流しすぎてたな」
と言いました。
義母に悪気はなかったのかもしれません。それでも、事情を知らないまま進学先や性格まで評価され続ければ、聞いている側は傷つきます。
夫が大げさに怒るのではなく、「知らないこともあるから決めつけないでほしい」とはっきり伝えてくれたことで、私も少し気持ちが軽くなりました。
それ以来、義母が子どもたちの進路や性格を細かく評価することは、以前より少なくなっています。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、50代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














