tend Editorial Team

2026.08.15(Sat)

「麦茶、もう一杯ある?」義実家のお盆で動き続けていた私。だが、義姉の一言に救われた瞬間

「麦茶、もう一杯ある?」義実家のお盆で動き続けていた私。だが、義姉の一言に救われた瞬間

初めてのお盆の帰省で、気づけば台所に

結婚して初めて、夫の実家でお盆を過ごしたときのことです。

朝から親戚が次々と集まり、リビングには座卓が並べられ、台所では義母と義姉が料理の準備をしていました。

「何か手伝います」

そう声をかけると、義母から「じゃあ、飲み物をお願いできる?」と言われました。

麦茶を出して、足りなくなったコップを補充して、空いた皿を台所へ運ぶ。最初はその程度だったのですが、親戚が増えるにつれて、私はほとんど座る暇がなくなっていました。

一方、夫や義父、義兄たちはリビングでテレビを見ながら話をしています。

夫から「麦茶、もう一杯ある?」と言われたときも、私は何も考えずに冷蔵庫へ向かいました。

初めての帰省だから、できるだけ気を利かせたほうがいい。そんなふうに自分で思い込んでいたのだと思います。

食事が終わっても、なかなか座れない

昼食が終わると、今度は片づけが始まりました。

大皿や小鉢、コップが次々と台所へ運ばれてきます。私は義姉と一緒に、食器を下げたり、洗ったものを拭いたりしていました。

ところが、夫の実家なので食器のしまう場所が分かりません。

「これは、どこですか?」

「それは上の棚。こっちは下で大丈夫」

義姉に教えてもらいながら動いていると、リビングから楽しそうな笑い声が聞こえてきました。

少しくらい座りたいな、と思ったものの、自分から「休みます」と言うのも気が引けます。

そのとき、義姉が私の手元を見て言いました。

「もう休んでもいいよ」

そしてリビングのほうを振り返ると、いつもの調子で声をかけたのです。

義姉の一言で、夫たちも立ち上がった

「手が空いてる人、こっち運んでくれる?」

責めるような言い方ではありませんでした。

すると義兄が「はいはい」と立ち上がり、座卓に残っていた大皿を重ねます。

夫もそれを見て、空いたコップを集め始めました。

「俺、何すればいい?」

夫に聞かれた義姉は、「それ拭いて戻して」と布巾を渡します。

数人で動き始めると、さっきまで山のように見えた食器は、あっという間に片づいていきました。

作業が一段落すると、義姉は私に「ほら、座ろう」と声をかけてくれました。

冷えたスイカを食べながら、ようやく私も親戚の話の輪に加わることができました。

その帰り道、夫がぽつりと言いました。

「今日、任せすぎてたな。ごめん」

私自身も、初めての義実家で「ちゃんとしなければ」と力が入りすぎていたのかもしれません。

それでも、義姉が当たり前のように「みんなでやろう」と流れを変えてくれたことが、とてもありがたく感じられました。

それ以来、義実家に集まるときは、食事の準備も片づけも、手が空いている人が自然に動くようになっています。

※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.08.15(Sat)

「今年も言われてたよ」毎年わざわざ伝えてくる親戚。聞かされた私が感じた違和感とは
tend Editorial Team

NEW 2026.08.15(Sat)

「お前はまだ結婚しないのか?」親戚の集まりで結婚の話を繰り返す叔父。だが、従兄の一言で状況が一変
tend Editorial Team

NEW 2026.08.15(Sat)

「今日は奥さん来てへんの?」正月の集まりで何気なく聞いた夫。だが、その場の空気が重くなってしまったワケ
tend Editorial Team

RECOMMEND

2025.11.16(Sun)

「久々に仁亀の写真を見られてうれしかったファンも多いはず」不仲説を克服したコンサート後初のYouTube更新でファン歓喜
tend Editorial Team

2026.08.05(Wed)

「うちの子が写っているので消してもらえますか」SNSのフォロワー獲得に必死なママ友。だが、非常識な行動に私が下した決断と...
tend Editorial Team

2025.10.09(Thu)

三崎優太、草間リチャード敬太の報道受け持論を語る「お酒って時に人生を壊すよね、飲まないのが一番かしこい」
tend Editorial Team