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2026.08.14(Fri)

「今は食べられないの?」朝食のパンを次々バッグへ入れる母親。だが、スタッフの一言で状況が一変

「今は食べられないの?」朝食のパンを次々バッグへ入れる母親。だが、スタッフの一言で状況が一変

子どもがほとんど食べていなかった

久しぶりの一人旅で泊まったホテルには、朝食ビュッフェが付いていました。

焼きたてのパンや温かい料理が並ぶ会場で、私は窓際の席に座り、ゆっくり朝食を楽しんでいました。

そのとき、斜め向かいに座っていた家族の様子が目に入りました。

小さな子どもは眠そうで、料理をほとんど口にしていません。

母親らしき女性も、「今は食べられないの?」と何度か声をかけていました。

旅先ですし、朝から食欲が出ないこともあるのだろうと思います。

ところがしばらくすると、その女性がパンを何個か取り、テーブルではなく自分のバッグへ入れ始めました。

「あとで部屋で食べるだけだから」

最初は子どもの分をひとつだけ持っていくのかと思いました。

しかし、女性は再び料理台へ向かい、個包装のパンを追加で持ってきます。

気づけば、バッグへ入れたパンは5個ほどになっていました。

近くにいたスタッフが気づき、女性へ静かに声をかけました。

「申し訳ございません。朝食会場のお料理は、お持ち帰りをご遠慮いただいております」

すると女性は少し困ったような表情を浮かべました。

「子どもが今、全然食べないんです。あとで部屋で食べさせるだけなんですけど」

事情を聞けば、持って帰りたい気持ちは分からなくもありません。

ただ、スタッフは「衛生管理のため、会場外への持ち出しはできない決まりになっております」と改めて説明しました。

女性はその場ではうなずいたものの、スタッフが離れたあと、もう一度パンをバッグへ入れようとしていました。

責任者が改めて説明した

ほどなくして、先ほどのスタッフが責任者らしい女性と一緒に戻ってきました。

責任者は声を荒らげることなく、女性にこう伝えました。

「お気持ちは分かりますが、皆さま同じルールでお願いしております。バッグに入れられた分はこちらでお預かりしますので、会場内で召し上がる分だけお取りください」

そこまではっきり言われると、女性もそれ以上は続けませんでした。

バッグに入れていたパンをスタッフへ渡し、「分かりました」と小さく答えていました。

子どもにあとで食べさせたいという理由そのものは理解できます。それでも、ビュッフェにはホテル側のルールがあります。

事情を聞いたうえで必要な線引きをしたスタッフの対応を見て、ルールを守ってもらうには、曖昧にせず伝えることも大切なのだと感じた朝でした。

※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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