「生活が苦しい時期があって」正直に独身時代の借金を明かした夫。8年後、返済したはずの夫の裏切りとは
結婚してすぐに知らされた、100万円の借金
結婚して間もないころ、夫から「話しておきたいことがある」と切り出されました。
独身時代につくった借金が、100万円ほど残っているというのです。
「生活が苦しい時期があって、どうしても必要だったんだ」
突然の話に驚きましたが、夫は返済を続けていると言いました。
借金があること自体はショックでしたが、隠し続けるのではなく話してくれたことを信じたいとも思いました。
「これからは、お金のことは隠さないでね」
そう伝えると、夫もうなずきました。
それから私は生活費を中心に家計を管理し、夫は自分の口座から毎月返済していました。
返済額を見せてもらうこともあり、1〜2年ほどで借金はなくなりました。
「これで全部返したよ」
そう聞いたときは、ようやく夫婦で新しい生活を始められるような気がしました。
その後、子どもも生まれました。
日々の話題は保育園のことや休日の予定が中心になり、昔の借金について考えることも次第になくなっていきました。
8年後、見覚えのない書類を見つけた
最初の借金を知ってから、およそ8年がたったころです。
夫宛ての郵便物が、以前より頻繁に届くようになりました。
私が郵便受けから持ってくると、夫はすぐに受け取り、自分の部屋へ持っていきます。
最初は気にしていませんでした。しかし、同じような封筒が何度も届くため、私は夫に尋ねました。
「最近よく届いているけど、何の書類?」
夫は少し間を置いてから、「大したものじゃない」と答えました。
その態度が気になり、私はきちんと説明してほしいと伝えました。
すると夫は観念したように、複数の借入先から届いていた書類を出してきました。
残っていた借金を合計すると、約600万円。
一度目とは比べものにならない金額でした。
「何に使ったの?」
夫によると、趣味の買い物や外出に少しずつ使い、足りなくなるたびに借りることを繰り返していたそうです。
最初は返せると思っていたものの、別の借り入れで支払いを補ううちに、金額が膨らんでしまったと話しました。
「言わなきゃとは思ってた」
その言葉を聞いた瞬間、8年前のことが頭に浮かびました。
「最初の100万円は、生活のためだったって言ったよね」
夫は何も答えませんでした。
最初の説明が本当だったのかどうかまで、私はもう追及する気にはなれませんでした。
それよりも、二度と隠さないと約束したあとで、また何年も借金を隠されていたことのほうが重く感じられたのです。
子どもの生活を守るために決めたこと
私はすぐに離婚を決めたわけではありません。
子どもの生活もあります。600万円の借金が家計にどのような影響を与えるのか、私自身に返済義務があるのかも分かりませんでした。
そこで専門家に相談し、借金の状況や今後の生活について一つずつ確認しました。
そのうえで夫とも何度も話し合いましたが、失った信頼を元に戻すことはできませんでした。
最終的に、私は子どもと暮らしていくことを前提に離婚を選びました。
家を離れる準備をしながら、自分名義の通帳や必要な書類を一つずつ確認しました。
8年前は、「夫婦だから信じよう」と思っていました。
けれど今は、信じることと、お金について互いに確認することは別なのだと思っています。
あのとき借金の完済だけで安心せず、家計全体を夫婦で共有する習慣をつくっていれば、もっと早く気づけたのかもしれません。
過ぎた時間は戻りません。それでも、これからの生活だけは、自分で確かめながら守っていこうと思っています。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














