「今月だけ、少し立て替えてもらえない?」親にお金を貸していた私。だが、事実を家族に打ち明けた結果
急な出費のたび、頼られるのは私でした
親からお金の相談を受けるようになったのは、数年前からです。
年金で暮らしている両親には大きな余裕がなく、家電の故障や冠婚葬祭など、予定外の出費が重なると足りなくなることがありました。
きょうだいの中で実家の近くに住んでいたのが私だったため、連絡を受けるのも自然と私になっていました。
「今月だけ、少し立て替えてもらえない?」
最初のうちは数千円や1万円ほどでした。困っているなら仕方がないと思い、そのたびに自分のお金から渡していました。
ところが、それが何度も続くようになると、少しずつ負担を感じるようになりました。
返してもらえる月もあれば、そのままになっていることもあります。
ただ、親に細かく催促するのも気が引けて、私はきちんと確認しないままにしていました。
夫には途中から事情を話しました。
夫は責めませんでしたが、「うちの生活に影響が出るほどなら、一人で決めないほうがいいんじゃない」と言われました。
その言葉で、私は初めて、自分だけで抱える話ではないのかもしれないと思うようになりました。
「次からは、一人で出さないで」
思い切って、きょうだいにこれまでのことを話しました。
「実は、親から急にお金が必要だと言われたとき、何度か私が立て替えていたの」
すると、きょうだいは驚いた顔をしました。
「なんで今まで言わなかったの?」
私は、実家の近くにいる自分が対応するものだと思っていたこと、親のことを悪く言っているように受け取られるのが嫌だったことを話しました。
すると、きょうだいの一人が言いました。
「次からは、一人で出さないで。必要なら、みんなで一度確認しよう」
そこで私たちは、親から相談があったときのルールを決めました。
まず、何にいくら必要なのかを確認すること。そして親自身で払えるものなのか、それとも本当に援助が必要なのかをきょうだいで話し合うこと。援助すると決めた場合も、誰か一人がその場で立て替えるのではなく、負担する金額を先に相談することにしました。
毎月決まった額を無条件で渡すような形にはしませんでした。必要なときだけ、内容を確認したうえで協力することにしたのです。
それからは、親から電話が来ても以前ほど身構えなくなりました。
「私だけでは決められないから、みんなに相談してから返事するね」
そう言えるようになったからです。
親を助けたい気持ちは、今も変わっていません。ただ、助けることと、一人で抱え込むことは別でした。
もっと早く話していればよかった。今ではそう思っています。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














