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2026.10.19(Mon)

「6800円、全額返しなさい!」手洗いしただけで縮んだと店で怒鳴る客。広げたブラウスを見て顔色が変わった

「6800円、全額返しなさい!」手洗いしただけで縮んだと店で怒鳴る客。広げたブラウスを見て顔色が変わった

「6800円、全額返しなさい!」手洗いしただけで縮んだと店で怒鳴る客。広げたブラウスを見て顔色が変わった

レジに置かれた水色のブラウス

先週買った大人のMを返せと、お客様は怒鳴りました

先週買った大人のMを返せと、お客様は怒鳴りました

「先週ここで、大人のMを買った。」

4月半ばの平日の昼。駅ビルの小さな洋服店のレジカウンターに、たたんだ水色の小花柄のブラウスが置かれました。

白髪まじりのお客様は、その上に手のひらを載せたまま身を乗り出します。

「6800円、全額返しなさい!」

一度手洗いして、ほんの少し縮んだと言われました

一度手洗いして、ほんの少し縮んだと言われました

私がレシートの有無を尋ねると、答えは『捨てたわよ。現金で払ったわ』でした。

先週は春物の売り出しで、この柄は何十枚も売れています。

レジの記録だけでは、現金で購入したお客様を特定できません。

売り出しの日は店が混んでいて、お客様の顔にも覚えがありません。

洗濯表示どおりに洗ったのに縮んだ場合は、レシートがなくても商品を確認し、店側に問題があれば返金に応じる決まりです。

お客様は、顔の横に指を1本立てました。

「一度、手洗いしただけよ。」

「縮んだのは、ほんの少し。」

『でも、もう着られないの』と、たたんだブラウスの上を、手のひらでぽんと打ちます。

観劇に一度着て行っただけと、お客様は続けました

観劇に一度着て行っただけと、お客様は続けました

うしろには、次のお客様が並び始めていました。それでも声は、さらに大きくなります。

「観劇に一度、着て行ったのに!」

「うしろの人、待ってるわよ!」

この店には『お客様と言い合わない』という決まりもあります。

店長は奥で検品中で、レジには私ひとり。私は言い返さず、まずは商品の状態を確認することにしました。

うしろに並び始めたお客様

ブラウスを押しやられ、決まりどおり受け取りました

ブラウスを押しやられ、決まりどおり受け取りました

お客様は、たたんだブラウスを私の方へぐいと押しやりました。

「ほら、早く受け取りなさい!」

縮みを理由とする返金では、商品を広げて身幅と丈を確かめることになっています。

それも、この店の決まりです。私は両手を差し出して、ブラウスを受け取りました。

広げると、袖も丈も子どもの大きさだと分かりました

広げると、袖も丈も子どもの大きさだと分かりました

カウンターの上でブラウスを広げ、肩の端と端を両手で押さえます。

「この大きさが、大人のMですか?」

袖も丈も、大人用のMサイズとは思えないほど短く見えます。

この店は、大人と子どもで同じ柄の服を売っています。首元のサイズタグを確認すると、そこには「110」の文字がありました。

身幅も丈も、店で販売している子ども用110サイズと変わらないように見えます。

子ども用は大人のMサイズより3000円安い品です。

ほんの少しの縮みで、大人のMサイズが子ども用110サイズの大きさになることはありません。

ほんの少しではこうならないと返すと、顔色が変わりました

ほんの少しではこうならないと返すと、顔色が変わりました

「手洗いで縮んだんだってば!」

「ほんの少しでは、こうなりません。」

お客様は観劇に一度着て行ったと言っていました。しかし、目の前にある子ども用110サイズのブラウスでは、その話もつじつまが合いません。

赤かったお客様の顔から、すうっと色が抜けていきます。お客様は広げたブラウスを両手で丸め、バッグの口へ押し込みました。

洗濯済みで、縮みなどの不具合も確認できないため、子ども用の価格でも返金はできないと私は伝えました。

お客様は白い顔のまま、並ぶ人の脇をすり抜けて、店を出ていきました。


※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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