「どこだったかしら…」レジ前でポイントアプリを探す客。後ろに大量に客が並んだ状態で始まった、信じられない行動に絶句
レジでのモヤモヤ
仕事終わりのスーパー。
疲れはピーク、一刻も早く帰ってビールを開けたい。
そんな一心で、一番短そうなレジの列に滑り込みました。カゴの中には、特売の牛乳とお惣菜がひとつ。
ところが、これが大失敗。
私の列だけが、呪われたかのようにピタッと止まってしまったのです。
原因は、私のすぐ前。
大量の商品を抱えた女性が、お財布とスマホを交互に見つめながら、のんびりと店員さんに絡んでいます。
「ねえ、これ。どの支払い方が一番おトクなの?」
「今は、こちらのアプリのQR決済ならポイントが5倍になりますよ」
「あら、そうなの?じゃあ、それにしようかしら。……ええと、アプリはどこかしら。パスワード、なんだっけ?」
後ろには私を含め、ズラリと並んだ買い物客。
誰もが「早くしてくれ」というオーラを全開にしているのに、その女性はどこ吹く風。
「ゆっくりで大丈夫ですよ。一度ホーム画面に戻ってみてください」
店員さんはプロの鑑。天使のような笑顔で対応していますが、私からすればその丁寧さが逆にもどかしい。
今、そこでアップデート!?
「これ? あ、違った。これはカメラ……。ごめんなさいね、スマホって難しいわね」
「いえいえ、お気になさらないでください」
「あら、アップデートしなきゃダメみたい!ちょっと待ってね、今やるから」
(……今!? ここでアップデートするの!?)
心の中で盛大にツッコミを入れつつ、ふと隣のレジへ目を向けると、そこは別世界。
私よりずっと後に並んだサラリーマンが、スマートに会計を終えて、颯爽とお店を出ていく後ろ姿。
ピピッ、ピピッ。
軽快に響く隣の音。対照的に、私の前の時間は完全にフリーズ状態です。
ようやくアプリが開いたかと思えば、次はさらなる追い打ちが。
「あ、これかしら! 出たわ!」
「ありがとうございます。では、バーコードを読み取りますね……。あ、お客様、残高が足りないようです」
「あら、チャージってどうやるの? 今すぐできる?」
「レジでも承れますが、少しお時間がかかってしまいますね……」
「じゃあ、やっぱり現金でいいわ! 最初からそうすればよかったわね。あ、小銭あったかしら。……1円、2円……」
ジャラジャラと小銭を数え始める音。後ろの列からは、ついに小さく舌打ちが聞こえてきました。
やっとの思いで回ってきた、私の番。
「大変お待たせいたしました……!」
申し訳なさそうに、消え入るような声で頭を下げる店員さん。
「いえいえ、大丈夫ですよ」
私は精一杯の「余裕」を演じ、一瞬で会計を済ませました。
お店を出る瞬間、これ以上ないくらい「私は別に急いでません」という涼しい顔を装い、ゆっくりとした足取りで歩き出します。
でも、心の中はもう、モヤモヤで真っ黒。
急いでいない時に限って、なぜか「最強の迷惑客」を引き当ててしまう。この、やり場のない気まずさと疲労感。これって、レジ待ちの宿命なんでしょうか。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














