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2026.05.27(Wed)

「あの子、別アカで活動再開してるよ」清楚系のアカウントでSNSを続けている知人。だが、過去の投稿を知っていた私が抱えたモヤモヤ

「あの子、別アカで活動再開してるよ」清楚系のアカウントでSNSを続けている知人。だが、過去の投稿を知っていた私が抱えたモヤモヤ

プロフィールに並んだ清潔な言葉

私が休日にカフェで知人とお茶を飲んでいたとき、相手がふいにスマートフォンの画面をこちらへ向けてきました。

声を一段落として、こう言ったのです。

「あの子、別アカで活動再開してるよ」

画面に映っていたのは、アカウント名こそ違うものの、顔の角度と投稿される趣味の傾向で、すぐにあの子だと分かるアイコンでした。

プロフィールにはこう書かれていました。

「医療系の勉強、頑張ります」

地元の医療系大学に進んだ2年生で、実習の予定や試験勉強のレポートをきちんと投稿しています。

フォロワーは同じ学部の同級生らしき真面目そうな人たちばかり。コメント欄には「一緒に頑張ろう」「素敵な目標だね」といった、まっすぐで前向きな言葉が並んでいました。

けれど私は、画面を一目見た瞬間から、スマートフォンを持つ手の指先が冷たくなっていくのを感じていました。

(この子の過去を覚えている人、ここには誰もいないんだ)

清楚そのものの投稿の数々と、私が知っている数年前のあの一件との落差が、頭の中でうまく重なりません。

並んでいるはずのない二つの顔が、同じ一人の人間にぴたりと貼り付いていました。

数年前に消えた裏アカの記憶

彼女がまだ女子高生だった頃、共通の知人から噂を聞かされたことがありました。

SNSの裏アカウントで、婚約者がいる年上の医師とやり取りを続け、実際に会う約束まで進んでいたといいます。

「あの子、医者狙いだよ」

そう囁かれていた頃は、彼女のアカウント宛てに同じフレーズが何度も書き込まれていました。

やり取りの中身は規約違反のレベルで、婚約者が弁護士に相談する事態にまで発展。

最終的には和解で一件は収まりましたが、もし会っていたら立場的にもアウトだったとのこと。

彼女は騒ぎの直後にアカウントを音もなく消しました。

多くの人は彼女を疑った目で見ていて、私自身も「ええぇ」と声が漏れたのを覚えています。

あの裏アカの彼女と、いま画面の中で「将来は人の役に立ちたい」と書いている彼女が、本当に同じ人間なのです。

(同級生は、誰も知らないのか)

過去の彼女を知る人間が周囲にいないからこそ、新しいアカウントは無傷のまま静かに機能していました。

表のアカウントが磨かれていく一方で、消した過去だけがどこか別の場所に静かに溜まっていく。その仕組みに気づいたとき、私の背中をぞわりと冷たいものが上っていったのでした。

表で清楚に微笑む顔の裏に、あの一件のことが本当に消えてしまったのか、それともいまも別の場所で動いているのか。私には確かめる術がありません。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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