「なんで私の意見は無視なの」旅先の雑貨探しで私の提案を却下した彼→一人で店員に聞いた後に飛び出した言葉
却下された提案、すり替えられた気づき
旅行先のお土産通りで欲しい陶器の小物が見つからず、私は彼に声をかけました。
何軒かのぞいてみたけれど空振りが続いて、時間だけがじわじわと過ぎていきます。
旅行の予定が詰まっていたのもあって、私は早めに解決策を提案することにしました。
「店員さんに聞いてみようよ、そっちが早いと思う」
彼の返事はあっさりしていました。
「もうちょっと探そうよ」
私はそれ以上言えませんでした。
彼が頑として歩き続けるなら、黙ってついていくしかない。
そう思いながら、旅のお土産通りを三十分近く行ったり来たりしました。
次第に足も疲れてきて、旅行のテンションも少しずつ落ちていきます。私も探しながら棚に目をやってはいましたが、もはやお目当てのものが見つかる気がしなくなっていました。やがて彼は自分から通りがかりの店員さんに声をかけました。
場所を教えてもらって、お目当てのものは一分もかからず見つかりました。
その帰り道、彼はこともなげに言いました。
「最初から聞けばよかったね。時間の無駄だったじゃん」
頭の中に疑問符が浮かびました。
(私が「聞こう」って言ったとき、断ったのはあなたじゃないの?)
「なんで私の意見は無視なの」という静かな怒り
その場では何も言えませんでした。
旅行の空気を壊したくなかったし、ただの雑貨探しのことで揉めるのも嫌でした。笑いながら話を流した気がします。でも家に帰ってから、じわじわとした怒りがこみあげてきました。
「なんで私の意見は無視なの」
「店員さんに聞こう」という提案は、別に大それたことではありません。
むしろ合理的な判断だったはずです。それを「もうちょっと探そう」と一言で却下しておきながら、自分で同じことをした後に「最初から聞けばよかった」と言われると、まるで私の提案がなかったことになっているような気分になりました。
誰が最初にその案を口にしたのか、完全に消えてしまっている。
彼に悪意はなかったと思います。深く考えずに口から出た言葉だったのかもしれない。
でもだからこそ、そのさりげなさが引っかかりました。自分の意見が軽く扱われることに少しずつ慣れていくのが怖いような、そんな感覚もありました。
旅の思い出はたくさんあるのに、あの一言だけが妙に鮮明に残っています。
楽しかったはずの旅行が、少しだけ苦い記憶になってしまった出来事でした。もし彼があのとき「確かにそうだね」と一言でも言ってくれたなら、もう少し違う気持ちになれたのかもしれません。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














