「あなたの友達を取ろうとしていたみたい」私と好みを重ねてくる友人。だが、先輩の警告で全てが繋がった瞬間
紹介してから変わっていった親友
大学時代から仲が良く、卒業後も毎日連絡を取り合っていた友人がいた。
性格は私とまるで違った。
私が好きなものを「興味ない」と言い、私が避けるものを「好き」と言う。
それでも話は弾いた。不思議な相性だと思っていた。
私が結婚してからも関係は変わらなかった。
バイト先で人が足りなくなったとき、迷わず彼女を紹介した。
当時は、もっと一緒にいられると素直に喜んでいたのだった。
だが採用されてから数ヶ月後、彼女に少しずつ変化が現れ始めた。
服装も、好みも、私と同じに
まず目についたのは服装だった。
以前は「そんなテイスト好きじゃない」と言っていたのに、私が好んで着るような服を選ぶようになった。
持ち物、音楽、好きな食べ物。気づけば彼女が口にする好みの多くが、私と重なっていた。
異性に求める条件の話になると、あまりにも私の言葉に近くて返事に詰まることさえあった。
心変わりと片付けようとしたが、変化のスピードがあまりにも速かった。人の好みが変わるとしても、こんなにまとめて、こんなに短期間では変わらない。
一方で、バイト先での彼女の態度は冷たくなっていった。他のスタッフといるときは楽しそうなのに、私に対しては素っ気ない。
じわじわと孤立させられているような感覚があった。何か悪いことをしたかと考えたが、思い当たることはなかった。気のせいだと思おうとしたが、パターンがはっきりしすぎていた。
「あなたの友達を取ろうとしていたみたい」
ある夜、共通の先輩からメッセージが届いた。
「あなたの友達を取ろうとしていたみたい」
続けて、こう書かれていた。
「最近、あなた抜きで誘われることが続いてて、なんか変だと思って。」
共通の友人からも同様の連絡があった。
彼女は私の知らないところで、私を中心としたつながりを少しずつ自分の方へ引き寄せようとしていたようだった。私が紹介した相手たちに、私なしで近づいていた。
服装、趣味、人間関係。全部がひとつの意図のもとにあったのだと気づいたとき、鳥肌が立った。
あの頃の「話が合う」という感覚が、何かを観察されていた結果だったとしたら。そう考えると、過ごしてきた時間の輪郭が変わった。
以来、私は少しずつ距離を置いた。連絡の頻度を落とし、誘いには用事があると断り続けた。
それが自然消滅へ向かっていることは、互いにわかっていたと思う。彼女から引き止める言葉はなかった。その沈黙が、一番怖かった。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














