「子どもは元気なんですが休んでいいですか?」時短社員の年末欠勤→夫の予定変更で仕事を肩代わりしたメンバーのモヤモヤ
年末の欠勤連絡
事務職の部署で、時短勤務の同僚と一緒に働いている。
子どもが2人いて、急な欠勤も少なくない。
発熱や体調不良を理由にした当日連絡は、これまでも何度かあった。
部署全体で「子どもが小さいうちは大変だよね」という認識が共有されていた。
急遽のフォローは毎回メンバーで分担してきた。特に誰かが不満を口にするわけでもなく、その仕組みが自然と定着していた。
昨年末、繁忙期の月曜日にメッセージが届いた。読んで、手が止まった。
「子どもは元気なんですが休んでいいですか?」
月曜日に夫が子どもを見る約束だったが、前日の夜に「やっぱり無理」と言い出したという。
夫は完全に休日の状態で、子どもは元気。頼れる相手がいなくなったため、仕事を休むという内容だった。
これまでの欠勤は子どもの体調不良だった。今回は違う。その一文を確認したとき、部署内の空気が静かに変わった。
言葉にできないまま業務をこなした
メンバーのほとんどがそのメッセージを読んでいた。誰も何も言わなかった。
年末の業務量はただでさえ重く、月曜日に一人欠けることでいくつかの作業が他の人へ回った。
彼女が意図して休もうとしたわけではないのだろう、と頭では分かる。
夫の予定変更に振り回された結果で、本人の責任とは言い切れない。でも、そのしわ寄せを引き受けるメンバー側には関係のない話だった。
子どもの病気でのフォローには「仕方ない」と言えた。
夫の都合変更は、その「仕方ない」の範囲に収まるのかどうか、判断がつかなかった。
誰も声に出せないまま、黙って業務をこなした。
その日の昼休み、廊下で同僚と二人になった瞬間、視線が合った。
でも何も言わなかった。言おうとして、やめた。
口にすれば感情が出てしまいそうで、それが怖かった。年末の繁忙期に愚痴を言い合っても、業務が減るわけでもない。
その日の夜、帰宅してから何となく気持ちが落ち着かなかった。罪のない子どもが関係している話だということも分かっている。
それでも、子どもは元気で夫は休日だったという状況が、頭の中で何度も繰り返した。
フォローすること自体は嫌ではない。ただ、どういう理由ならフォローの対象になるのか、線引きがないまま続いているのがしんどい。
何かを言えば角が立つ。黙っていれば次も同じになる。口に出したところで何かが変わるわけでもない、と分かっているから、結局モヤモヤを抱えたまま年末の業務をやり切った。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














