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2026.07.15(Wed)

「終わったらうちに泊まっていいから」大学の飲み会で誘われた私。だが、先輩の家で待っていた修羅場とは

「終わったらうちに泊まっていいから」大学の飲み会で誘われた私。だが、先輩の家で待っていた修羅場とは

泊まっていいと言われた夜

大学生活が始まって、ひと月ほど。

新歓の席で一緒になった先輩に、私は一目で心を奪われていました。

誰にでも気さくで、頼りがいがあって、落ち着きも眩しかったのです。

その先輩から、飲み会の前日にこう言われました。

「終わったらうちに泊まっていいから」

まさか裏があるとは思わず、私は素直にうなずきました。

ただ、当日の先輩には、少しだけ妙なところがあったのです。

お酒が飲めないはずなのに、彼は何度もスマホを気にしていました。

画面を隠すように打ち込んでは、誰かへの言い訳を、こまめに送っているようにも見えたのです。

飲み会がお開きになり、私は先輩に連れられて部屋に上がりました。

荷物を置いて、ひと息ついたときでした。

玄関の外で、かちゃかちゃと鍵をいじる音がしたのです。

修羅場で崩れた言い分

けれど、チェーンロックがかかっていて、ドアは開きません。

わずかな隙間の向こうで、女性が声を張り上げました。

「そこをどけ、話は聞いたわよ」

手には合鍵が握られていました。

あとで分かったのですが、その人は先輩と同じ部活の彼女さんで、この部屋で半分暮らしていたのです。

「ちょっと待って、いま開けるから」

先輩は慌ててドアへ駆け寄りましたが、彼女さんの追及は止まりません。

「親が来るから実家に帰れって、私に言ったよね」

その言葉に、先輩は答えられませんでした。

親が来るという口実で彼女さんを追い出し、空いた部屋に私を呼んでいた。

嘘が、一枚ずつはがれていきます。

「全部作り話でしょう」

畳みかけられて、先輩の顔つきが変わりました。

「落ち着いてくれ、話せば分かるから」

けれど、その声はもう震えています。ベランダには、彼女さんのものらしい靴や服が、雑に押し出されていました。

今夜のために、彼が慌てて隠したのだと、見ただけで分かります。

「その子まで、巻き込んだんだね」

彼女さんの声は、あきれたように低くなっていました。

次々と嘘が暴かれていくのを、私はただ突っ立って聞いています。

「私、失礼します。もう関わりません」

そう告げて玄関を出るとき、先輩は青ざめた顔で立ち尽くしたままでした。

引き止める言葉も、もう出てこなかったようです。

階段を下りながら、私は一度も振り返りませんでした。泊まる前にあの人の本性を知れたことだけが、せめてもの救いだったと思っています。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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