「この前のメモ、あんたか!?」深夜の音楽を注意した私。だが、1枚のメモを入れた結果
眠れない金曜が始まった
その夜も、日付が変わる頃になると、隣の部屋から低い音が響き始めました。
隣に男性が越してきて一ヶ月ほど。最初は静かだったのですが、いつからか金曜の夜になると、大きな音で音楽を流すようになったのです。
壁越しに聞こえるというより、低音が床や壁を伝ってくるような感覚でした。
「また今週もか…」
時計を見ると、すでに深夜一時近く。
翌日が休みの日でも、この時間まで続けばなかなか眠れません。耳栓も試しましたが、響いてくる低音までは防げませんでした。
何度か続いたため、私は音が気になった日と時間をスマートフォンのメモに残すようにしました。
感情のまま苦情を言うより、まず状況を整理しておこうと思ったのです。
それでも、できれば大ごとにはしたくありませんでした。
そこで一度、「夜遅い時間の音楽の音量を少し下げていただけると助かります」と短く書いたメモを、隣の部屋のポストへ入れました。
しかし次の金曜も、状況はほとんど変わりませんでした。
直接話して分かったこと
深夜になっても音が続き、私は迷った末、隣の部屋を訪ねました。
ドアが開くと、出てきた男性は私の顔を見て、すぐに不機嫌そうな表情になりました。
「この前のメモ、あんたか!?」
私がうなずき、「夜遅い時間だけでも、少し音量を下げてもらえませんか」と伝えると、男性は面倒そうに答えました。
「文句あるなら出て行けよ」
それ以上話しても、お互いに感情的になるだけだと思いました。私は言い返さず、その場を離れました。
翌日、これまで残していた日時のメモを確認しながら、管理会社へ相談しました。
担当者に、金曜の深夜に音が続いていることや、何度か眠れないほどだったことを伝えると、状況を記録して対応すると言ってくれました。
さらに話を聞く中で、同じ時間帯の音について、ほかの住人からも相談が寄せられていることが分かりました。
私だけが気にしすぎていたわけではないと分かり、少しほっとしました。
金曜の夜が少しずつ静かになった
管理会社からは、騒音について建物のルールを確認したうえで、該当する部屋へ注意をすると説明されました。
その週の金曜。いつもの時間になると、私はまた音が始まるのではないかと身構えていました。
音楽は聞こえてきましたが、以前のように壁まで震えるほどではありません。日付が変わる頃には、ほとんど気にならなくなっていました。
その後も、ときどき音が聞こえる日はありました。ただ、深夜まで大音量が続いて眠れない、ということはなくなっていきました。
隣の男性と顔を合わせても、特に会話をすることはありません。それでも、私にとってはそれで十分でした。
最初は自分で何とかしようとしていましたが、直接やり取りを続けていたら、かえって関係が悪くなっていたかもしれません。
困っている状況を記録し、必要なところへ相談する。遠回りに見えても、そのほうが落ち着いて解決できることもあるのだと感じた出来事でした。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














