「やめてくれ、危ないだろう」夜中に路上でボール遊びを続ける親子。見ていた夫婦が感じた本音とは
夜の道路に並んだ三角コーン
私の住む住宅街では、ときどき夜遅くまで親子が道路でボール遊びをしています。
自宅の前ではなく、少し離れた通りで遊んでいる姿を何度か見かけていました。
その晩も、夫と食後の散歩をしていると、道路脇に三角コーンが二つ置かれているのが見えました。
近づいてみると、街灯の下で親子がボールを蹴っています。時刻はすでに夜10時を過ぎていました。
「そこ、止めてみて」
親が声をかけると、子どもがボールを追いかけます。三角コーンを目印にしながら、ドリブルの練習をしているようでした。
しばらくすると、蹴ったボールがコーンを外れ、そのまま車道のほうへ転がっていきました。
「ボール、そっちいったよ」
声をかけられた子どもは、そのままボールを追って道路へ出ていきます。
その通りは交通量の多い道ではありません。ただ、夜でもときどき車が通り、少し先にはカーブもあります。
隣にいた夫が思わず足を止めました。
「やめてくれ、危ないだろう」
夫は小さな声でつぶやきました。けれど親子に聞こえるほどの声ではありません。
私も声をかけるべきか迷いましたが、知らない相手に突然注意するのは気が引けてしまいました。
声をかけにくくなった理由
以前、近所の人から、この親子に道路での遊び方について声をかけたことがあると聞いたことがあります。
そのときは、「みんなが使う道路でしょう」というような返事をされたそうです。
それを聞いていたこともあり、私たち夫婦はますます声をかけづらくなっていました。
もちろん、親子で一緒に体を動かしたい気持ちは分かります。ただ、暗くなってからボールが車道へ転がり、それを子どもが追いかける様子を見ると、どうしても心配になります。
その夜も、子どもがボールを拾って戻ると、親子はそのまま練習を続けていました。
「もう行こうか」
夫に言われ、私たちはその場を離れました。
家へ向かいながらも、後ろから聞こえてくるボールの音が気になって仕方ありませんでした。
親子を責めたいわけではありません。ただ、車も通る道路で遊ぶなら、もう少し安全な場所や時間を選べないものか。直接言えなかった自分にも少しもどかしさを感じながら、私は夫と家へ帰りました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














