tend Editorial Team

2026.08.20(Thu)

「お菓子はポストに、入れておきました」部屋番号を教えていない相手。だが、車の中で告げられた一言に絶句

「お菓子はポストに、入れておきました」部屋番号を教えていない相手。だが、車の中で告げられた一言に絶句

送ってもらうのは、いつもマンションの前まで

職場に出入りしていた業者の男性とは、歳が近いこともあり、顔を合わせるうちに話すようになりました。

休みが合えば食事に行くこともありましたが、それほど深い付き合いではありません。

出かけた帰りには、何度か車で自宅まで送ってもらいました。

「エントランスの前で大丈夫です」

私はいつもマンションの前で降りていました。

彼が建物の中まで入ってきたことはなく、何階に住んでいるのかも、部屋番号も伝えたことはありません。

そのくらいの距離が、私にはちょうどよかったのです。

ある日も送ってもらう車の中で、彼の旅行の話を聞いていました。

すると信号待ちのとき、思い出したように言われました。

「お菓子はポストに、入れておきました」

教えていない部屋番号を知っていた

最初は意味が分からず、「ポスト?」と聞き返しました。

「どうして、私の部屋が分かったんですか」

彼は特に気にした様子もなく答えました。

「あのマンション、仕事で出入りしてるんですよ」

私の住むマンションは、たまたま彼が仕事で訪れる場所のひとつだったそうです。その仕事の中で、私の部屋番号を知る機会があったらしく、旅行のお土産を驚かせるつもりで入れておいたと言います。

「サプライズにしようと思って」

悪気がないことは伝わってきました。それでも私は、すぐに「ありがとう」と返すことができませんでした。

車を降りて集合ポストを開けると、中にはお菓子の入った小さな袋がありました。

ただの親切だったのかもしれません。それでも、教えていないはずの部屋番号を相手が知っていたことが、どうしても頭から離れませんでした。

それまで安心していた距離感が、一度に分からなくなった出来事です。

※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

RANKING

OTHER ARTICLES

NEW 2026.08.20(Thu)

「毎月2万円だけ、うちから出そうと思う」義実家の生活費を援助したいと言った夫。1年後、義兄の行動に感じた本音
tend Editorial Team

NEW 2026.08.20(Thu)

「彼氏はいるの?」新しく入った職場の先輩。だが、距離感が近すぎる質問に感じた違和感
tend Editorial Team

NEW 2026.08.20(Thu)

「充電ケーブルもお願い。あとで払うから」とりあえず立て替えたお金。だが、請求を後回しにしてしまった結果
tend Editorial Team

RECOMMEND

2026.06.21(Sun)

「嫁いだ以上は、こっちの家を立てるのが筋」と私の父の誕生日に予定を入れた夫。だが、義母の正論で形成逆転
tend Editorial Team

2026.05.28(Thu)

「あの子はもう来ない、不孝者だね」私の悪評を流していた親戚。法事で耳にした最悪の事実とは
tend Editorial Team

2026.05.05(Tue)

「居留守使おうかな」アポなしで突撃してくる図々しい義妹。だが、ドアを開けた私の姿を見て帰ったワケ
tend Editorial Team