「そんなに抱っこしていたら、甘えん坊になるよ」義母の小言に謝っていた私。だが、初めて言い返した日、義母が返した一言
断ったのは私なのに、いつも謝っていました
結婚して五年ほど経ったころから、義母の言葉が気になるようになりました。悪気はなかったのだと思います。ただ、自分が子育てをしていたころのやり方を、そのまま私にも勧めてくる人でした。
子どもが生まれてからは、育児について言われることが増えました。
「そんなに抱っこしていたら、甘えん坊になるよ」
そんなことを言われても、私は「そうですね」と笑って流していました。孫を心配して助言してくれているのだと思えば、わざわざ言い返すほどでもないと考えていたのです。
けれど、言われるたびに少しずつ疲れていたのだと思います。
ある日、子どもが熱を出して寝込んでいたため、予定していた義実家での食事を断りました。すると、義母から電話がかかってきました。
「熱くらいで大げさじゃない。昔の子はそのくらいで寝込んでなかったわよ」
いつもの私なら、「すみません」と答えて終わっていたと思います。実際、その言葉は一度、口元まで出かかりました。
でも、布団で眠っている子どもの顔を見たとき、なぜ私が謝らなければいけないのだろうと思いました。
「熱で寝込んでいる子のことは、私たちで考えます」
声を荒らげたわけではありません。ただ、それまで曖昧にしてきたことを、初めてはっきり伝えました。
義母はしばらく黙っていました
電話の向こうで、義母はすぐには何も言いませんでした。言いすぎただろうかと不安になり、私のほうが先に何か言おうとしたときです。
義母が静かに答えました。
「そうね。あなたたちで決めることね」
怒られると思っていたので、私は拍子抜けしました。それと同時に、もっと早く普通に伝えてもよかったのかもしれない、とも思いました。
その日のことを夫に話すと、最初は「母さんも心配してるだけだよ」と言われました。その言葉には少しがっかりしましたが、私は「心配してくれるのは分かる。でも、決めるのは私たちだと思う」と伝えました。
それからすぐに何もかも変わったわけではありません。義母から育児について意見を言われることは今でもあります。
ただ、以前のように私が黙って謝うことはなくなりました。そして夫も、義母が何かを強く勧めてきたときに、少しずつ口を挟むようになりました。
「それは俺たちで決めるよ」
そんなふうに夫が言うのを初めて聞いたとき、ようやく同じ側に立ってもらえたような気がしました。
義母との関係を悪くしたかったわけではありません。今も普通に会いますし、孫をかわいがってくれていることには感謝しています。
ただ、心配してくれることと、子どものことを誰が決めるかは別です。我慢して受け入れるだけではなく、自分の考えを穏やかに伝えることも必要なのだと、あの日初めて思いました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














