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2026.09.11(Fri)

「え!クサイ!何の匂い?」原因は隣のベランダのごみ袋。だが、注意した時の隣人の言い分とは

「え!クサイ!何の匂い?」原因は隣のベランダのごみ袋。だが、注意した時の隣人の言い分とは

朝、窓を開けるのをためらうようになった

隣の部屋に夫婦が越してきてから、一年ほどは特に困ることもありませんでした。

変わったのは、二年目の春です。

ごみの収集日の前になると、隣のベランダから気になるにおいが漂ってくるようになりました。

(え!クサイ!何の匂い?)

仕切り板の下の隙間から、ごみ袋らしいものが見えることがあります。どうやら前日の夜から外に出しているようでした。

わが家では、朝起きたら窓を開けるのが昔からの習慣です。それなのに、そのころから窓に手をかけては、

「…今日はやめておこうかな」

と閉めたままにする朝が増えました。

久しぶりに帰省した娘にも、

「あれ?今日、窓開けないの?なんか部屋こもってない?」

と言われました。

「ちょっとね。最近、開けにくくて」

そう答えながら、隣のことを娘にまで話すのも嫌で、それ以上は言いませんでした。

「置くところがなくて」と返ってきた

ある夕方、隣のベランダから物音が聞こえました。

今なら話せるかもしれない。そう思ったものの、いざ声をかけるとなると少し緊張しました。

「あの、すみません。ちょっといいですか?」

「はい?」

仕切り板の向こうから、隣の奥さんの声が返ってきます。

「ごみなんですけど…前の日の夜からベランダに置いてますよね?」

一瞬、返事が止まりました。

「ああ……はい。家の中だと、においが気になっちゃって」

その理由を聞いて、少しだけ納得しました。隣も隣で困っていたのでしょう。

それでも、こちらの部屋ににおいが入ってくることには変わりません。

「そうなんですね。でも、うちも朝に窓を開けると、においが入ってきちゃって…できれば朝に出してもらえると助かるんですけど」

すると奥さんは、少し困ったような声で答えました。

「でも、うち狭いんですよ。ごみの日まで置いておく場所がなくて」

「それは分かるんですけど…」

私が言葉に詰まると、奥さんは続けました。

「うちのベランダに置いてるだけですよね?」

責めるような強い言い方ではありませんでした。ただ、「こちらにも事情がある」と言いたいのだろうと感じました。

「そうなんですけど、においが入ってきて困ってるのは本当なので…ちょっと考えてもらえませんか」

「……分かりました」

返事はありましたが、納得しているようには聞こえませんでした。

数日たっても、状況は変わらなかった

それから数日後、また収集日の前夜に同じにおいがしました。

もう一度直接言うべきか迷いましたが、隣同士です。

顔を合わせるたびに気まずくなるのも避けたくて、私は管理会社に電話をしました。

「隣の部屋を名指しで注意してほしいわけじゃないんです。ただ、前の日からごみを外に置かないように、全体に案内してもらうことってできますか?」

担当の人は事情を聞いたあと、

「分かりました。特定のお部屋ではなく、皆さんへのお願いという形で出しますね」

と答えてくれました。

数日後、集合玄関の掲示板に注意文が貼られ、各部屋の郵便受けにも同じ案内が入っていました。

ごみは決められた日時に出すこと、前日の夜からベランダや共用部分にごみ袋を置かないこと。誰か一人を責めるような書き方ではありませんでした。

「朝に出すようにします」

その週の終わり、階段のところで隣の奥さんと顔を合わせました。

お互いに軽く頭を下げて通り過ぎようとしたとき、奥さんのほうから足を止めました。

「あの、この前のごみのことなんですけど」

私は少し身構えました。

すると奥さんは、気まずそうに視線をそらしながら言いました。

「やっぱり、これからは朝に出すようにします。家の中に置ける場所、ちょっと作ったので」

思っていなかった言葉に、私は思わず、

「あ……ありがとうございます。助かります」

と頭を下げました。

奥さんも「いえ」とだけ返して、そのまま階段を上がっていきました。

それから、収集日の前夜に気になるにおいがすることはなくなりました。

夏のはじめの朝、私は久しぶりに迷わず窓を大きく開けました。

外の空気が部屋に入ってきても、もう気になるにおいはありません。

隣からは、洗濯物を干しているらしい小さな物音が聞こえていました。

後日、娘と電話をしているとき、私は何気なく言いました。

「そういえば最近、また朝から窓開けてるよ」

「よかったじゃん。やっぱり朝はそれがいいよ」

娘のその一言に、私も「うん」と笑いました。

大げさな解決ではありません。それでも、ずっと気になっていたことがなくなり、いつもの朝が戻ってきただけで、気持ちはずいぶん軽くなりました。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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