「在宅なら6時まで暇でしょ!」毎週娘を預けにくる義妹。だが、迎えに来た姿を私が指摘すると顔が真っ赤に
毎週、娘を預けにくる義妹
土曜の朝9時、娘を預けに来た義妹が手を合わせました
私は自宅で、小さな会社の経理業務を請け負っています。近くに住む夫の妹は、仕事を理由に4歳の娘をほぼ毎週のように私に預けていきます。
秋の土曜の朝9時、インターホンが鳴りました。玄関のドアを開けると、義妹が手を合わせて立っていました。姪は私の横をすり抜け、慣れた様子で奥のリビングへ駆けていきます。
「パン屋のシフトに急に呼ばれたの!」
「夕方6時まで、お店なの!」
終わったらすぐ走って迎えに来るから、と義妹は早口で続けました。
仕事があると言いかけた私に、義妹は肩ごしに言い捨てました
その日、私には夜までに仕上げる仕事がありました。今日はちょっと、と言いかけると、義妹は肩ごしに振り返って、私の言葉にかぶせました。
「在宅なら6時まで暇でしょ!」
義母も、家にいるんだから助けてあげて、と同じことを言います。断れば、その日のうちに義母から電話が来ます。土曜も仕事の夫に相談しても、妹を頼むよ、と言うだけです。
「……わかった。」
義妹はさっさと帰っていきました。
姪の相手をしながらでは、仕事は半分も進みません
私はダイニングテーブルでパソコンを開きましたが、姪に呼ばれるたびに手が止まりました。お昼ごはん、積み木、おやつ、また積み木。窓の外が暗くなっても、仕事は半分も進んでいません。
「今夜は、徹夜だな。」
6時を過ぎても、義妹は来ませんでした。
6時を過ぎて鳴ったインターホン
夕方6時10分、義妹がようやく迎えに来ました
6時10分、ようやくインターホンが鳴りました。ドアを開けると、義妹が胸に手を当て、肩で大きく息をしてみせました。
「終わってすぐ走ってきたの!」
私は義妹の頭から目が離せませんでした。肩の上で、明るい茶色の巻き髪が、つやつやと揺れていたのです。朝、玄関で手を合わせていた義妹と、同じ顔、同じピアス、同じコートでした。しかし、髪だけが明らかに変わっていました。
「朝は黒髪で、まとめてたよね?」
終わってすぐ走ってきた人に、髪を染める時間はありません
義妹はあわてて、髪と頬に手をやりました。
「早く終わったから、寄っただけ!」
「終わってすぐ、走ってきたのに?」
朝は黒髪だったのに、今は明るい茶色に染まり、きれいに巻かれています。美容院に寄ったのでしょう。しかも義妹は、自分から仕事が早く終わったと認めています。
早く終わったのなら、先に娘を迎えに来ることもできたはずです。それなのに義妹は、私に娘を預けたまま自分の用事を済ませ、何事もなかったように迎えに来たのです。
義妹は髪に手をやったまま、顔を真っ赤にして黙りました
義妹は髪に手をやったまま口を引き結び、顔を耳まで真っ赤にして黙り込みました。私は、朝に言われた言葉を思い出し、はっきりと伝えました。
「在宅でも、暇じゃないから。」
美容院の日は、よそに頼んでね。そう言い切ってから、私は奥の姪を呼び、玄関のたたきに小さな靴をそろえました。
その夜、夫に今日のことを話し、仕事がある日に突然姪を預けられても困ると伝えました。夫も事情を理解し、今後は勝手に預けに来ないよう妹に伝えると約束してくれました。
夫から話を聞いた義母も、それ以来、預かるようにと電話をかけてくることはなくなりました。そして次の土曜から、義妹が突然娘を預けに来ることはなくなったのです。
※本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














