「10万円くらい包んであげてもよかったんじゃない?」新築祝い5万円を責める義母。だが、親戚の集まりで義兄が伝えた本音
新築祝いの金額に納得しない義母
3年ほど前、義兄が家を建てたときのことです。
以前、私たち夫婦が家を建てた際、義兄は新築祝いとして5万円を包んでくれました。
そのため、今度は私たちも同じ5万円を用意して、義兄に渡しました。
義兄は「同じで十分だよ。気をつかわせたな」と笑って受け取ってくれました。
帰るときも、新しい家の玄関の外まで出て見送ってくれたのです。
ところが後日、義実家を訪ねたときのこと。
居間で話していると、義母が突然、新築祝いの話を持ち出しました。
「お兄ちゃんのところ、子どもが3人もいるでしょ。10万円くらい包んであげてもよかったんじゃない?」
思いがけない言葉に、妻と顔を見合わせました。
私は事情を説明しました。
「うちが建てたときも、お兄さんから5万円いただいたので。同じ額にしたんです」
すると義母は、不満そうな顔をしました。
「それはそうだけど、お兄ちゃんは長男なんだから。もう少し考えてほしかったわ」
義兄本人は喜んで受け取ってくれたのに、なぜ金額を責められるのか、私には理解できませんでした。
それ以上話しても平行線になりそうで、私たちはその場では言い返しませんでした。
義実家を出たあと、妻がぽつりと言いました。
「同じきょうだいなのに、どうしてうちだけ多く出さなきゃいけないの」
私も同じ気持ちでしたが、これ以上揉めたくないという思いもありました。
親戚の前で蒸し返された話に、義兄がひと言
それからしばらくして、義実家で親戚の集まりがありました。
私と妻は座敷で、おじやおばたちと話をしていました。
義母の隣には義兄も座っています。
料理がひととおり出たころ、義母が突然、親戚たちに向かって話し始めました。
「そういえば、この子たち、お兄ちゃんの新築祝いも5万円にしたのよ」
近くにいたおばが「あら、そうなの」と反応します。
義母は続けました。
「自分たちがもらったときと同じ額だからって。でも、長男の家なんだから、同じ額ってわけにはいかないでしょ」
まさか親戚の前でまで、この話を持ち出されるとは思いませんでした。
妻も困ったような顔をして、膝の上で手を握りしめています。
私が何か言おうとしたとき、義母の隣にいた義兄が口を開きました。
「母さん、もうその話はいいよ」
義母が義兄のほうを向きます。
「俺だって二人のときは5万円だったんだし。同じで十分だって、ちゃんと伝えたよ」
義母は何か言おうとしましたが、義兄は穏やかな口調で続けました。
「うちは本当にありがたかったんだから。もうこの話は終わりにしよう」
それを聞いた義母は、何も言い返さず、黙って湯のみに口をつけました。
周囲の親戚たちもうなずき、それ以上、新築祝いの話が続くことはありませんでした。
義兄は私たちのほうを向いて、小さく頭を下げました。
「いやな思いさせて、悪かったな」
私たちは義兄にお礼を伝えました。
帰り道、妻は少しほっとした表情で言いました。
「お兄ちゃん、ちゃんと分かってくれてたんだね」
義母の考えが変わったかどうかは分かりません。それでも、お祝いを受け取った義兄本人が自分の気持ちを伝えてくれたことで、私たちもようやく気持ちが落ち着きました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














