「うるさい、眠れないんだけど」と夜泣きの娘を抱く私を責める夫。娘を預けた数分後、夫が謝った夜
夜中のリビングで夫が言ったこと
深夜、夜泣きの娘を抱く私に、夫は不機嫌に文句を言いました
夜中の二時を過ぎても、生後半年の娘の夜泣きは止まりませんでした。
夫と娘と三人で暮らす家のリビングで、私は夫を起こさないよう足音をひそめて、娘を抱いて歩き続けていました。
昼間も育児と家事で休む暇がなく、私自身もほとんど眠れていませんでした。授乳もおむつ替えも済ませ、揺らしても歌っても、娘は泣き止みませんでした。
一時間を過ぎるころには、腕も肩もしびれて力が入らなくなりかけていました。
そこへ寝室から夫が出てきました。髪は乱れ、眉間にしわを寄せていました。
「うるさい、眠れないんだけど。」
「ごめん、少しだけ娘をお願い。」
夫は結果が出ないなら同じだと言い切り、私は娘を渡しました
夫は私の腕の中の娘をちらりと見て、わざとらしくため息をつきました。
「結果が出ないなら、やらないのと同じ。」
「俺が替われば、すぐ寝るよ。」
夫は自信たっぷりに言い切りました。一時間抱き続けた私の疲れは、夫には伝わっていないようでした。
言い返したくても、喉が詰まったように声が出ませんでした。私は口を結んだまま、娘を夫の腕に渡しました。
夫の腕に移った娘
夫は五分もたずに音を上げ、私は夫の言葉をそのまま返しました
娘が夫の腕に渡ると、泣き声はいっそう大きくなりました。
夫は『パパだよ』と明るい声で話しかけましたが、娘は夫に抱かれたまま身をよじって泣いていました。私はソファに腰かけて、それを黙って見ていました。
時間がたつにつれて声が裏返り、夫は抱き方を三度も変えました。それでも泣き声は収まらず、五分ももたないうちに夫は降参しました。
「限界だ、受け取って。」
私は膝の上で手を重ねたまま動かず、夫の顔をまっすぐ見上げました。
「結果が出ないなら、やらないのと同じ。」
夫は謝り、それからは夜泣きのたびに先に動くようになりました
夫は私と目が合うと息を吸い、そのまま何も言わずに吐き出しました。さっきまでの得意げな様子は、もうどこにもありません。
夫は両腕を伸ばして、娘を私に返してきました。
私が抱き取って背中をさするうちに、泣き声は細くなり、やがて小さな寝息に変わりました。部屋は静かになり、娘の体の温かさが腕に伝わってきました。
夫はどさりとソファに腰を落とし、肩を落として私を見ました。
「ごめん、俺が悪かった。」
あれから、夜中に娘が泣き出すと、先に起きて抱き上げるのは夫です。私が目を覚ます前に、もう歩き回っていることもあります。
最近、娘を抱いてリビングを何往復もしたあと、夫がぽつりと言いました。
「毎晩、これを一人で?」
寝つくまで二時間かかる夜もあるの、と私が返すと、夫は何度かうなずいて、娘の背をそっとなで続けていました。
※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














