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2026.11.05(Thu)

「私の分はなかったよ」ママ友との夕食会で一人だけ食べられなかった私。その一言で、にぎやかだった食卓が静まり返った

「私の分はなかったよ」ママ友との夕食会で一人だけ食べられなかった私。その一言で、にぎやかだった食卓が静まり返った

私の前だけ空いていたテーブル

小学1年生の息子と同じクラスの、男の子のママたちと集まった日のことです。

その日は昼間から子どもたちを遊ばせ、お邪魔していたお宅で夕ご飯も一緒に食べることになりました。

居間には子どもたち用と親たち用のテーブルがあり、みんなでお弁当を買って食べようという話になりました。

すると、いつも話の中心にいるママ友が立ち上がりました。

「私、買ってくるよ。お金はあとでまとめて精算しよう」

「ありがとう。お願いね」

しばらくして戻ってきたママ友は、袋からお弁当を取り出して配り始めました。

子どもたちの分を並べ、続いてママたちにも渡していきます。

ところが、最後のお弁当を置いても、私の前には何もありませんでした。

あれ、私の分は?

一瞬、聞こうかと思いましたが、ママ友は空になった袋を片づけています。

「じゃあ、食べようか。ここの唐揚げ、おいしいんだよね」

ほかのママたちも「おいしそう」と言いながら、お弁当を開け始めました。

私はどう切り出せばいいのか迷ってしまいました。

ちょうど子どもたちの食事の準備もあり、連れてきた下の子にご飯を食べさせているうちに、言い出すタイミングを逃してしまったのです。

ママたちは食事をしながら楽しそうに話しています。

私の前には、お茶のコップがあるだけでした。

レシートを見せてもらうと

みんなが食べ終わり、お弁当の容器を片づけ始めたころです。

買い出しに行ったママ友が声をかけてきました。

「そろそろお弁当代、集めてもいい?」

「うん。あ、レシート見せてもらってもいいかな?」

「え、レシート?」

「子どもたちの分がいくらだったか確認したくて」

「ああ、うん。これ」

ママ友は少し不思議そうな顔をしながら、レシートを渡してくれました。

私はお弁当の種類と個数を確認しました。

記載されている数は、先ほどみんなに配られたお弁当の数と一致しています。

やはり、私の分は最初から買われていなかったようです。

私はレシートをママ友の前に戻して、言いました。

「子どもたちの分だけ払いますね」

「え?あれ、あなたの分は?」

「私の分はなかったよ」

「えっ、そうだった?」

そのやり取りを聞いて、隣にいたママがこちらを見ました。

「ちょっと待って。もしかして、ずっと食べてなかったの?」

「うん。子どもに食べさせてたし、言うタイミングもなくて…」

「ええっ、言ってくれればよかったのに」

隣のママは驚いた様子で、買い出しに行ったママ友のほうを見ました。

ママ友はレシートを見直してから、小さく言いました。

「あれ、足りなかったんだ。ごめんね」

「ううん。でも、食べてない分まで払うのは違うかなと思って」

「あ、うん。それはそうだよね…」

それまでにぎやかだったテーブルが、少し静かになりました。

ほかのママたちも気まずそうに顔を見合わせています。

私は子どもたちの分のお金をレシートの横に置き、下の子を抱いて立ち上がりました。

「じゃあ、私たちはそろそろ帰るね。今日はありがとう」

「うん……またね」

玄関で靴を履きながら、何とも言えない気持ちになりました。

単なる買い忘れだったのか、それとも別の理由があったのかは分かりません。

ただ、私のお弁当がないことに誰も気づかないまま食事が終わってしまったことが、何より寂しく感じられました。

それ以来、その集まりに誘われても、やんわりとお断りするようになりました。


※本記事は、tendが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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