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2026.04.21(Tue)

満員電車で「少し詰めてもらえませんか」と言われたら舌打ちをする男。強引に降りようとした男を襲った悲劇とは

満員電車で「少し詰めてもらえませんか」と言われたら舌打ちをする男。強引に降りようとした男を襲った悲劇とは

毎朝の通勤ラッシュ。それはただでさえ憂鬱な時間ですが、その日はさらに最悪な一日の始まりになる…はずでした。

私が乗っていたのは、身動きすら取れないほどの満員電車。周囲の息遣いまで聞こえてきそうな密着度の中、私の背後に立つ男が、どうにも厄介な人物だったのです。

背後からの理不尽な圧迫

「……っ、痛い」

背中からガンガンと押し付けてくる硬い感触。

なんとその男は、このすし詰め状態の車内で、両手を使ってスマホのゲームに没頭していたのです。

画面の操作に夢中になるあまり、電車の揺れに合わせて私の背中へ容赦なく体重をかけてきます。本当に信じられません。

イライラが頂点に達しそうになったその時、私の前に立っていたスーツ姿の男性が、静かに、けれど通る声で口を開きました。

「すみません、もう少し詰めてもらえませんか。後ろの人が困っていますよ」

その一言で、周囲の空気がピリッと引き締まりました。スマホ男は「チッ」とわざとらしい舌打ちをして、渋々スマホをポケットへ。

おかげで少しだけパーソナルスペースが確保できましたが、男の不満げな態度に、車内にはなんとも言えないモヤモヤとした空気が漂ったままでした。

ホームに取り残されたのは

やがて電車が大きなターミナル駅に到着。大勢の乗客が降りる準備を始めます。

「どけよ!」

先ほどのスマホ男です。彼は周囲の人を乱暴に掻き分け、無理やりドアへ向かって突進していきました。

その強引さに誰もが眉をひそめた、次の瞬間です。

もみくちゃにされた人波の中で、男の足元が大きく引っかかりました。「あっ」という間抜けな声とともに、男の足から黒い革靴がスポッと抜け落ちたのです。

男はそのまま人の波に押し出されるようにして、なんとかホームへ着地。しかし、振り返って靴を拾おうとした時には、発車を知らせるベルが鳴り響いていました。

プシューッという音とともに、無情にも閉まるドア。

車内の床にポツンと取り残された、片方だけの黒い革靴。そして窓の向こうには、靴下片足の状態でホームに立ち尽くし、ただただ呆然と遠ざかる電車を見つめる男の姿がありました。

そのあまりにも滑稽な「おじさんシンデレラ」状態に、それまで車内に立ち込めていたイライラは一瞬で吹き飛びました。

「フフッ……」

誰かのこらえきれない笑い声を皮切りに、周囲の人々も次々と肩を揺らし始めます。最悪な気分のまま終わるはずだった私の通勤時間は、思いがけない痛快な結末で幕を閉じたのでした。

※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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