
外食時のドリンク代を巡る葛藤とSNSで巻き起こる賛否両論
最近では物価高の影響もあり、外食時にドリンクを注文せず、無料の水だけで済ませる選択をする人が増えているようです。しかし、この振る舞いを巡ってSNS上では、恥ずかしい、あるいは貧乏くさいといった否定的な意見と、個人の自由だとする肯定的な意見が真っ向から対立しています。たかが飲み物、されど飲み物。今回は、外食時のドリンク注文にまつわる金銭的背景と、現代のリアルな価値観について掘り下げてみましょう。
まずは現実的な数字を見てみましょう。一般的な飲食店でソフトドリンクを頼めば300円から500円、アルコールならそれ以上の出費になります。例えば、夫婦二人が月に2回外食をし、それぞれ一杯ずつ500円のドリンクを頼み続けた場合、1年で2万4000円、5年後には12万円という金額になります。これだけの差が出るとなれば、賢い家計管理のために水を選択するという判断は、決して的外れな節約術とは言えません。
しかし、SNSではこうした行動に対して厳しい視線が注がれることもあります。特にデートや知人との食事シーンにおいて、飲み物を注文しないことがスマートではないと感じる層は一定数存在します。ユーザーの反応を見てみると、
『居酒屋なら何かしらの飲み物を頼むのがマナー。コース料理で値段を気にして頼まないのは食のリテラシーが低いと感じてしまう』
といった、店の雰囲気や料理とのペアリングを重視すべきだという声が上がっています。
一方で、無理に注文する必要はないと考える人も多く、
『甘いジュースは料理の味を壊す。お酒を飲まないなら水やお茶が一番妥当』
『ファミレスなら水だけで十分。見栄を張る必要はない』
といった、実利や好みを優先する意見も目立ちます。中には、
『日本料理は日本酒に、イタリアンはワインに合うように作られているが、お酒が飲めない人なら無味の水が一番合う』
という元飲食店勤務の方からの興味深い指摘もあり、無理にソフトドリンクを頼むことが必ずしも料理を楽しむ正解とは限らないようです。
店側の視点に立つと、確かにドリンクは利益率が高く、注文してもらえると経営の助けになるのは事実です。ある飲食店経営者は、 『無料の水を頼むこと自体は問題ないが、無料である前提で態度が悪く注文するのはマナー違反』 と語っています。
サービスで提供される水や設備にもコストがかかっていることを忘れてはいけません。














