「旦那さん、リストラされたらしいよ」と噂をばら撒くママ友。だが、真顔の塩対応で撃退した話
不幸の匂いを嗅ぎつけるママ友
子どものお迎えの時間になると、いつも園庭の隅で周囲をジロジロと観察しているママ友がいます。
彼女の大好物は、ずばり「他人の不幸な噂話」。
誰かの家庭がうまくいっていない、子どもがトラブルを起こした、金銭的に苦労している……そんなネガティブな情報をどこからか嗅ぎつけては、嬉々として周囲に触れ回る厄介な存在です。
「ねえねえ、聞いた? あの人って実は……」
声を潜めながらも、その目は興奮でキラキラと輝いている彼女。
これまでは波風を立てないよう、適当に相槌を打ってやり過ごす日々。
しかし、他人の不幸をエンタメとして消費し、優越感に浸る彼女の姿を見るたびに、私の中でモヤモヤとした不快感が静かに降り積もっていたのです。
真顔の一撃!冷ややかな反撃の結末
そんなある日のこと。
いつものように私の元へ小走りで近づいてきたママ友は、周囲をチラチラと気にしながら、ニヤリと嬉しそうに口角を上げました。
「ねえ、〇〇さんの旦那さん、リストラされたらしいよ」
まるで世界を揺るがす大事件でも起きたかのように、ひそひそ声で囁く彼女。
きっと私が「えっ、本当!?これからどうするんだろうね……」と驚き、一緒になって噂話を膨らませてくれると期待していたのでしょう。
しかし、もうその手には乗りません。
私はスッと背筋を伸ばし、彼女の顔をまっすぐにジッと見つめました。表情筋から一切の感情を消し去り、完全なる真顔を作ります。そして、淡々と、どこまでも冷ややかなトーンで言い放ちました。
「そうなんだ。で、それがどうしたの?」
その瞬間、ピタリと時間が止まりました。
「えっ……?」
予想外すぎる冷めたリアクションに、ママ友の顔からサーッと血の気が引いていくのがわかります。一緒になって盛り上がってくれると信じて疑わなかった彼女は完全にフリーズし、気まずそうに目を泳がせました。
「あ、いや……なんでもない」
面白くなかったのか、それとも私の無機質な視線に耐えられなくなったのか。彼女は逃げるようにスッと私のそばから離れていき、足早に去っていきました。
それ以来、彼女が私に下世話な噂話を持ちかけてくることは二度とありません。他人の不幸を蜜の味として楽しむ人には、共感ゼロの「真顔の塩対応」が一番効くようです。静けさを取り戻した園庭で、心の中で密かにガッツポーズをキメた、痛快な出来事でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














