「あーあ、見つけちゃったのね〜」戸棚を漁る子を放置する非常識なママ友。真顔で一喝したら逆ギレして退散
招かれざる珍客と消えた平穏
その日は、近所に住むママ友が初めて我が家に遊びに来る日でした。
お互いの子供の年齢が近いこともあり、仲良くできるかなと楽しみにしていた私。しかし、その淡い期待は開始早々に打ち砕かれることになります。
「おじゃましまーす!」
元気な声とともにリビングに駆け込んできたのは、ママ友の子供。そこまではよくある光景です。
しかし、私がママ友にお茶を出そうとキッチンに向かったほんの数十秒の間。背後からガサゴソという嫌な音が聞こえてきました。
振り返ると、信じられない光景が目に飛び込んできたのです。
なんとママ友の子供が、キッチンの戸棚を勝手に開け放ち、中にストックしてあったお菓子を次々と引っ張り出しているではありませんか。
床にはすでに、開封されたスナック菓子の破片が散乱。我が物顔でチョコレートを頬張る姿に、私は一瞬言葉を失いました。
笑う親と真顔の私
「ちょっと、何してるの!?」
慌てて声を上げる私。当然、ママ友が飛んできて我が子を叱るものだと思っていました。
しかし、リビングからゆったりと歩いてきたママ友の口から出たのは、耳を疑うような言葉だったのです。
「あーあ、見つけちゃったのね〜。アハハ、うちの子本当にお菓子が大好きなんだから」
注意するどころか、ニコニコと笑って見守るママ友。他人の家の戸棚を勝手に開けているというのに、悪びれる様子は微塵もありません。
この親にしてこの子あり。その言葉が脳裏をよぎると同時に、私の中で何かがプツリと切れました。
私はママ友を完全に無視し、お菓子を漁り続ける子供の前にしゃがみ込みました。そして、一切の笑顔を消した真顔で、その子の目を真っ直ぐに見据えます。
「人の家の戸棚を、勝手に開けるのはダメだよ。今すぐやめなさい」
低く、静かな、しかし有無を言わせない声。子供はビクッと肩を震わせ、持っていたお菓子をポロリと落としました。
「……なによ、そんなに怒らなくてもいいじゃない。ほら、帰るよ!」
私の態度に腹を立てたのか、ママ友は露骨に不機嫌な顔で子供の腕を引き、足早に玄関へ向かいます。謝罪の言葉は最後までありませんでした。
嵐の去った後のような静かなキッチンで、散らかったお菓子の残骸を片付ける私。もう二度とこの親子を我が家の敷居に跨がせないと、固く心に誓ったのでした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、30代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














