「今から探すの!?」長蛇の列でポイントカードを漁る客。周囲のイライラを吹き飛ばした、店員さんの痛快な対応
長蛇の列、レジ前での試練
仕事帰りのスーパーは、夕飯の買い出しに急ぐ人々でごった返しています。
私もへとへとに疲れた体を引きずり、ようやくレジの長い列の最後尾につきました。
私の前には、カートの上下いっぱいに品物を詰め込んだ女性が一人。
レジ打ちはスムーズに進んでいましたが、あまりの客の多さに列は遅々として進みません。
たっぷり6分は待ったでしょうか。ようやく前の女性の順番が回ってきました。
「お会計、5,850円になります」
店員さんの明るい声が響き、これでようやく私の番が来る。そう安堵した私の期待は、次の瞬間もろくも崩れ去ったのです。
イライラの頂点と、思いがけない結末
「ちょっと待ってね、ポイントカードがあったはずなんだけど……」
女性はのんびりとした声でそう言うと、レジ台の上でパンパンに膨れ上がった巨大なカバンを開けました。
ガサゴソ、ガサゴソ。
次々とカバンの中からハンカチやらチラシやらを取り出し、レジ台に並べていきます。
いやいや、待っている時間はたっぷりあったはず。
なぜ自分の番が来てから、カバンを底から漁り始めるのでしょうか。
「おかしいわね、昨日は絶対このポケットに入れたはずなのに……」
焦る素振りすら見せない女性。後ろを振り返ると、レジ待ちの列は通路の奥まで伸びていました。
周囲の客からも、舌打ちや露骨なため息が漏れ始めています。
(周囲への配慮が足りなさすぎる。並んでいる間に準備しておけばいいのに……!)
苛立ちで思わず声が出そうになった、その時です。
「お客様、申し訳ございません。カードをお探しでしたら、先にお待ちの方のお会計を進めさせていただきますね。見つかりましたらお声がけください」
ベテラン風の店員さんが、満面の笑みながらも毅然とした態度でピシャリと言い放ちました。
「えっ……あ、はい……」
さすがの図太い女性もバツが悪くなったのか、そそくさとレジの脇へ退避。
「お待たせいたしました、次のお客様どうぞ!」
スムーズに私を案内してくれた店員さんの見事な対応に、私だけでなく、後ろに並んでいた全員の心がスカッと晴れ渡った瞬間でした。
※tendが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。














