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2026.05.15(Fri)

サバンナ高橋への批判と中山功太の撤回。ネット社会が突きつける正義の暴走といじめ問題の難しすぎる境界線

出典:高橋茂雄X(@Shigeo0128)

芸人同士の和解では終わらないSNSの猛火。一度貼られた加害者のレッテルと、過熱する制裁意識の是非

思わぬ事態に、多くの人が目を丸くしたのではないでしょうか。きっかけは5月5日、お笑い芸人の中山功太さんが番組内で「10年間ずっといじめられた先輩がいる」と爆弾発言を投下したことでした。瞬く間にネット上は「犯人捜し」で騒然となり、相方の八木真澄さんがコンビの責任を認める投稿をしたことで、矛先は一気にサバンナの高橋茂雄さんへと向けられたのです。高橋さんは即座に謝罪し、中山さんも後を追うように「いじめという表現は不適切だった」と撤回。当事者同士は電話で話し合い、握手を交わした格好ですが、一度放たれた言葉はもう誰にも止められない巨大なうねりとなって社会を飲み込んでいます。

 

和解したからといって、はい、そうですかと矛を収めないのが、いまのネット社会の恐ろしいところでしょう。SNSを覗くと、疑心暗鬼と怒りが入り混じった声が渦を巻いています。 

 

 『本人が取り消しても、火のない所に煙は立たない。高橋さんの印象はもう戻らない』

 『中山さんも、あんなに強い言葉で告発しておいて翌日に撤回するのは、周囲からの圧力があったのではと勘繰ってしまう』 

 『いじりと称して後輩を追い詰める古い体質が、これを機に一掃されることを願います』 

 

事態はテレビの中の話だけでは済まされなくなりました。CMに起用していた企業は出演見合わせを表明し、長年築き上げてきたキャリアに大きな影を落としています。ITジャーナリストによれば、今の時代は悪と認定された対象を徹底的に叩くことが、ある種のエンターテインメント化している側面があるといいます。中山さんがどれほど、高橋さんは嘘が嫌いな人、本当はカラミだったと分かった、と釈明しても、暴走する正義のブレーキはなかなか効きません。

 

かつての芸人界にあった、多少の理不尽も笑いに変えるという不文律。それが今の世の中では、単なるパワハラや人権侵害として断罪されるようになりました。中山さんが抱えていた葛藤も、高橋さんが良かれと思って投げた言葉も、すべてが可視化され、第三者のジャッジに晒される。

 

この不寛容な空気感の中、二人はどのような思いでいるのでしょうか。

 

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